コバルト文庫<br> マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵

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コバルト文庫
マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 196p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086008235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

瞳子も立候補した生徒会役員選挙。順当に祐巳、由乃、志摩子の3人が当選!クリスマス・イブ以来、遠ざかったままの祐巳と瞳子の関係。乃梨子、祥子さらには柏木までもが心配しているのだが…。月曜日、今年も新聞部からバレンタイン企画が山百合会に持ち込まれる。紅薔薇さま、黄薔薇さまの承認をすでに得ているというのだが、その中身は…!?瞳子の秘密も明かされる、ドキドキの展開。

著者等紹介

今野緒雪[コンノオユキ]
1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮―竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

10
マリ見て再読、25巻。生徒会選挙が終わってからの、祐巳と瞳子の関係。祐巳が恐ろしいほど動じない子になってて、由乃が「一人だけ大人にならないで」って動揺するのがらよくわかる。本当、祐巳さんどっしりしたわ。後半は瞳子目線で、瞳子の抱えていた問題が明らかになるけれども。本当、このラストがすごく良くて、泣ける。いや、何も解決してないんだけどさ。瞳子と一緒にボロボロ泣きそうになったよ。次は、バレンタイン回。2021/09/13

9
電子書籍にて読了。祐巳視点がないという珍しい一冊。乃梨子視点、由乃視点で語られる選挙後からバレンタイン企画の話と瞳子視点で瞳子の秘密が語られる話。瞳子視点の「ハートの鍵穴」がとても良かった。自ら孤独へと向かっていく瞳子の姿はとても哀しくて。しかし最後の場面で乃梨子が現れたことで仮面のかぶらない姿で乃梨子を求める瞳子を愛しく思った。2014/05/15

星野流人

8
マリみてシリーズ初・祐巳視点のないお話。そして半分は瞳子視点で描かれており、彼女の重大な秘密もついに明かされた。紅薔薇……というか祐巳と瞳子にとってはかなり重要な一冊。 最後の最後、ただでさえ胸にグッと迫る展開だったのに加えて、「キャラが勝手に動いちゃって」作者の思惑を超えてしまった乃梨子に完全にやられてしまったよ。これで次巻以降どうなっていくのか、ますます気になってしまった。つーか山百合会の人たち、友情が厚すぎるだろー! ベストイラストは、187頁の瞳子。 8/10点2011/03/15

サウナ探偵

7
祐巳視点が無いってのは意図的だったのね。今まで視点人物としてほとんど描かれなかった瞳子の時点が大半になる。乃梨子視点の時もそうだけど、一年生視点からだと祐巳が大人に見える。貫禄があるよなあ。頼もしくなったなあ。かなり好きな巻かも。2021/08/28

ロイヤルミルクティ

7
★★★☆☆2013/02/24

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