内容説明
次代柱神候補に選ばれて以来、政争の矢面に立たされたアマンシールは、自分の意志とは無関係に暴走する運命に翻弄されていた。親友ハーリクは彼を守ろうとして刃に倒れ、選定者セディシャは、何者かによって殺害されてしまう。クランクレイアとは会うこともままならなくなり、結婚なんて夢のまた夢―。若い恋人たちが運命に抗うために見つけた方法、それは「駆け落ち」だったのだが―。
著者等紹介
前田珠子[マエダタマコ]
1965年10月15日、佐賀県生まれ。『眠り姫の目覚める朝』で1987年第9回コバルト・ノベル大賞佳作入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫鈴
6
運命は変えられなかった。結局勢力争いは避けられず、アマンシール、クランは共に長い眠りに(それだけは救いだったか)お婆ちゃんになったクランとお別れしてほしかったのだけど、まぁこれもありかも。見せられるだけで何も出来ず、起きたら性格がああなっていたと(笑)完結して良かった☆42006/11/27
凍矢
4
ラストが少々残念な終わりかたで。いまいち、納得できず。しかし、主人公もとんでもない選択を迫られて大変そうでした。ヒロインと結ばれたことだけは、ハッピーな気持ちになれましたよ。2013/12/19
龍田
4
国の運命を左右する大恋愛完結。年月は本当に人を変えてしまうものなんだな。本編の新刊がいつか楽しみに待ってます。2013/11/20
はる
3
面白かったんだけれどね、悲しい気持ちにさせられたわ でも!オススメよ2012/08/18
まるちゃん
3
最後が気になり一気に5冊読みました。2012/12/12