内容説明
クインシード王国第二王女のエヴァは、隣国からの客人を迎えるため、王都郊外にあるウィングレス城に来ていた。ところがその街で、エヴァはあの時の少年を見かけた。婚約者のアレックスをかどわかし、紫の瞳をもつエヴァのことを『約束の愛し子』と呼んだ男、ラ・コット伯爵の供をしていた少年・ルウを!そして、少年を追いかけて迷い込んだ路地で、エヴァは謎の老婆に出会い…。
著者等紹介
藤原眞莉[フジワラマリ]
1978年1月8日生まれ。福岡商業高等学校卒業。『帰る日まで』で、’95年上期コバルト読者大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆり
3
一巻目よりちょっぴり距離が縮まったふたりが微笑ましいな……と思って読んでいたら、不穏なラスト。コーネリアにレオンにウィリアムにアリア、皆の想いが切なかった。エヴァの謎がとても気になります。2013/06/11
紗奈
1
それぞれが胸に秘めた想いが表れて人間関係が動く。紫の瞳をめぐるお話が加速していきます。2011/05/30
真尋
0
前巻では婚約者押しの展開だったけど今回は異母弟押しのターンな2巻。作者が婚約者より書きやすいと言うだけあって初登場なのに活き活きしてます。少し全体が見え始め、謎がどう動いていくのか楽しみになります。そして今回も婚約者は不憫。
まろん
0
1巻よりは話が動き出したかな・・・?この巻でやめようと思ってたけど、いろいろ蠢きだした人々がいるので、次巻までは読んでみてもいいかなー。2014/08/20
平子
0
エヴァ自身の謎とかが色々出てきたけど、最終巻までどこまで回収されるのかなぁ。レオン兄様、コーネリア姉様、ウィル、アリア、それぞれ報われない恋心を抱いていて読んでて切なかったです。エヴァは自分のルーツを知る事を選んだけど、これからどんな展開になっていくのかな。2014/08/02