内容説明
成金貴族となって浮かれるノガレ男爵家の中で、長男のテオだけは、貴族の身分に不満を抱いていた。ある夜、家を抜け出して遊びに行ったテオは、世間を騒がす盗賊団・ボワザン一味の若者に出会う。追われる身の彼を救ったテオは、その帰り道、近道のためにしのびこんだ女子修道院で、自分と同じ年ごろの少女・フェリシアに見つかってしまう。彼女は訳あって一生を修道院で過ごす身だった。
著者等紹介
橘香いくの[タチバナイクノ]
1967年11月4日、福岡県生まれ。福岡女子大学国文科卒。『洞の中の女神』で1994年度上期コバルト・ノベル大賞佳作入選
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感想・レビュー
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たつや
16
セリーヌの「夜の果への旅」を読みたくて図書館で予約したら、間違えてこれが来ました。表紙が少女漫画で驚きましたが、挿絵も全て同じ絵が続くので、まるで少女漫画を読んでるようで40代のおじさんとしては楽しめませんでした。すみません。2016/05/24
nanamon
0
2013/10/16
punto
0
追記。2005/09/27
こんこん
0
なんともテオらしい、ひねくれていて、でも悪ぶり切れない、ちょっと切ない思い出話。いつかきっと、また。2010/05/13
永山祐介
0
相手役となるフェリシアも、テオも、どちらも凄く可愛いなあと思いました。純粋培養で無垢ながら、強いフェリシアも、ひねて大人ぶって見せながらも子供らしいテオも、どちらも好きだなあ。2004/07/28