内容説明
「砂漠の罠」と呼ばれる流砂。自分を救おうとし、レンソールが罠に呑まれる姿を目の当たりにしたカリュンは、自失し昏倒していた。その眠りは深く、彼女を目覚めさせるには夢見の神官が必要だという。だが、神殿にカリュンの昏倒状態を知られるわけにはいかなかった。そんな折、カヤの町にいたセイランダは不安な夢を見る。それは、カリュンの思いが夢となって彼女のもとへ飛んだもので…。
著者等紹介
金蓮花[キンレンカ]
3月20日、東京生まれ東京育ちの在日朝鮮人三世。朝鮮大学師範教育学部美術科卒業。1994年5月『銀葉亭茶話』で第23回コバルト・ノベル大賞受賞
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感想・レビュー
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Natsumi
6
図書館
MooMoo
4
再読。なんど読んでも褪せない。読むほどに、ちょっとした仕草がカリュンやレンソールたちの気持ちを表していたのだとわかってくる。この小説を読んで、砂漠のバラがとても気になり、モロッコにいった際、真っ先に手にいれてしまいました。2013/12/26
妃后
3
額に矢が刺さっても無事だったセイランダ。さすがフィクションというか、かすっただけだったのかなぁ?全員無事カップルになれて良かった。2015/11/09
はる
3
あー、終わってしまった…久々にドはまりした小説でした。レンソール…よかったね!ただ、カリュンが成人したときに聞ける神託も聞きたかったな。それに、アージエルとルシウムにも幸せになってほしかったなぁ…2014/02/01
ukyo
3
ようやく……!と拳を握って喜んだのも束の間、完結してしまいました。もう少し続きがあってもいいのに、と思わずにはいられません。2010/01/04
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