出版社内容情報
浅田次郎のあの名作が、みらい文庫に登場! 第117回直木賞受賞作『鉄道員』より、「鉄道員」「うらぼんえ」の短編2編を収録。カバーイラストはスタジオジブリの近藤勝也描き下ろし。解説はあさのあつこ。
内容説明
まもなく廃線となる、北海道のとあるローカル線。その終着駅の駅長・佐藤乙松もまた、退職のときをむかえようとしていた。娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、乙松は駅に立ちつづけた。そんな彼のもとに、ある日、小さな“訪問者”がやってきた…。表題作「鉄道員」のほか、お盆の夜に起こった“ある奇跡”を描いた作品「うらぼんえ」も収録。小学上級・中学から。
著者等紹介
浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。現代小説、時代小説、エッセイなど幅広いジャンルの作品を執筆、現代を代表する人気作家。著書、受賞歴多数。「鉄道員」「うらぼんえ」を含む短編集『鉄道員』(集英社)で、第117回直木賞を受賞
森川泉[モリカワイズミ]
東京都生まれ。イラストレーター。会社員を経て、2013年よりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えみー!
10
借りたのは、児童書でした^_^;子供には、難しく、切なすぎないか?と思った。哀しいメルヘンのような世界。2015/05/27
マカロニ マカロン
4
個人の感想です:B。読書会でこんな本もあるよと紹介された、小中学生の読者向けの本。単行本『鉄道員』から表題作と『うらぼんえ』を取り上げて、漢字に読みがなを付け、擁護に脚注を付け、本文中に状況の理解の助けになるようなイラストをふんだんに入れた本。私も鉄道用語がよくわからなかったので、この本は理解しやすい。しかし、小中学生に『うらぼんえ』はちょっと難しくないだろうか?(私は好きな話だが)。カバーの線路の上でハグしている絵は、危険な香りがする(缶コーヒーの口移し的な)。2019/10/03
黒豆
1
北海道弁が懐かしかった。寒さの中、ひとり機関車を待つ乙松さんが愛おしい。2015/02/14
小滝由紀江
0
ラブレターと合わせて電車で号泣2016/09/03