内容説明
この巻は、17世紀から19世紀の「清」時代をあつかっています。
目次
康熙帝と清帝国の安定
清帝国の黄金時代
花開く清朝の文化
アヘン戦争と太平天国の乱
アロー戦争と洋務運動
著者等紹介
川勝守[カワカツマモル]
大正大学教授、九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だまし売りNo
36
中国の屈辱の近代史は阿片戦争(アヘン戦争)に始まる。阿片戦争は卑怯卑劣な戦争である。グラッドストーンは英国議会で反対演説を行った。「その原因がこれほど不正義で、また、わが国にこれほど永遠の不名誉を残すことになる戦争を、私はこれまで聞いたことがないし、また、読んだこともない」2023/05/03
コダマ
12
金儲けのためにアヘン売っちゃおうって欧米の発想はヤバいよね
がんぞ
4
帆船しかなく、スエズ運河もないが、英国は清から年330万ポンド(銀貨)も茶を買って,貿易赤字解消のため阿片をインドから持ち込んだ年500万ポンド!阿片戦争の謂れなき賠償銀は600万ポンド,宦官の総理大臣が勝手に講和(睾丸ないだけに平和主義)、皇帝は避暑地で涼んでいた。支払いのため銀が高くなり庶民は窮乏。太平天国の乱。南京陥落。その阿片厳禁に危惧し駐留欧米軍が鎮圧に助力を申し入れても「No Thanks」アロー号事件を口実に第二次戦争で大破壊(書画は価値が分からないから焼き払った)、略奪品は今も大英博物館に2015/06/01
中林助手2
1
アヘン戦争や日清戦争など負のイメージが強いが、中国は清の時代に大きく伸びた。人口もそれまでは1億人前後だったのが清代末期に4億人まで伸びて、そこからはあっという間に10億人。2021/12/09
Bookcover
1
突如、中国史ブームが到来しました。 しかし活字ばかりの本では、ちーともイメージがわかないので、子供向けの学習漫画を借りてきた。 これがですねー、すごく分かりやすい! ああもう、こんな漫画が私の幼少時代にあれば、高校の世界史であんなに苦労しなかったのに(涙)。 とりあえずは、当時かなりサボっていた時代(宋とか清とか)から読み始める。 アヘン中毒の場面の画が、浦沢直樹の漫画みたいでした。 中学までの理科・社会は、学研まんがで得た知識でほぼ乗り切ってきた私。 全巻読破目指そうかしら。2018/06/30