出版社内容情報
貧しい家に生まれたために独学で昆虫学を身につけたファーブル。観察と実験をくりかえし、半生をかけて『昆虫記』をまとめる。
内容説明
フランスの昆虫学者ファーブルは、科学の本としても、また、文学書としてもすぐれている『昆虫記』を書いたことで有名です。貧しい家に生まれたために苦労を重ね、昆虫についての学問は、ひとりで身につけました。そして、観察と実験をくりかえして、子どものころから大好きだった虫の生活をくわしく調べ、半生をかけて『昆虫記』にまとめたのです。
目次
大自然のゆりかご
サン・レオンの学校
学問の虫
18歳の先生
最初の発見
職工の手
『昆虫記』の執筆
約束の地アルマス
ファーブルの日
アルマスの光のなかで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
81
図書館本 パストゥールさんとかダーウィンさんとか…かなり交友関係が広い方だったのですね。大学で環境フィールドワークの授業を受けたことがあるのですが、この時代だとまだまだ一般的な学業分野とみなされていなかったのですね。 後ろの方の解説にてダーウィンとのやりとりが簡単に紹介されていましたが、ファーブルは進化論を否定した…というよりアップデートしたという方が結果を見る限り近い気がしました。進化の過程を肉眼で見る…進化の神様のみぞ知る世界でしょうね。2021/03/13
HIRO1970
22
子供の本。2019/04/20
Lesen
11
上の子に。漫画なら読みやすく手に取りやすいだろうと思って借りて来ました。子供のリクエストが「ファーブル」。忍耐と好奇心、情熱、偉人から学ぶ事は多い。何でも自分で確かめる事なんですね。2015/01/26
できるだけ
9
ファーブル昆虫記。家族がバラバラになった後、家族とどうなったのかが気になった。昆虫の事を本にするのに26年もの歳月を費やすって凄い。でも家族との事が気になる。2019/10/14
youxian♬*゜
8
『ファーブル』と言われればすぐに『昆虫記』と返事はできるものの中身を知ってるのかな?と、『バッタを倒しにアフリカへ』を読んで思ったので優しく学習。昆虫記を読めばよかったかなとも思うが、何はともあれファーブルさんを知らねばね。彼の探求心に惚れたのかな。2019/01/29