内容説明
ナポレオンは、その名まえの意味から、「荒れ野のライオン」とよばれ、「英雄」としてたたえられました。みなさんのなかには、戦争のような悪いことをした人は、英雄ではないという人もいると思います。しかし、フランス革命がおきたあと、フランス国内は混乱し、また、まわりの国ぐには、新政府をつぶそうとしました。この危機からフランスをすくったのが、ナポレオンでした。この本を読んで、ナポレオンがどうして英雄といわれたか、また、なぜ人気があるのかを考えてほしいと思います。
目次
荒れ野のライオン
軍人への道
さらばコルシカ
ツーロンの英雄
フランスの救世主
革命はおわった
フランス皇帝
栄光のにじ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
151
ナポレオンの伝記。フランスのコルシカ島ってこんな歴史があったのかと驚いた。ナポレオンの戦術には驚かされた。しかしロシア侵攻以降は残念な感じになったな。2016/09/03
Aya Murakami
72
図書館本。 コルシカ島。ジェノバに蹂躙されたりフランスに売り飛ばされたり…、大変だったのですね。 プルターク英雄伝気になります。2021/03/07
absinthe@読み聞かせメーター
6
小3の娘。ひとりよみ。ぱぱ、ナポレオンて(精霊の守り人の)ヒューゴみたい。せっかくみんなのこと思ってたのに、住んでるところ(コルシカ)から追い出されちゃったの。2020/01/15
ビシャカナ
3
ナポレオンの生まれたコルシカ島の歴史から振り返り、当時の社会情勢も丁寧に描いた上で、ナポレオンの波乱万丈の障害を追い、軍略や政策の見どころ、アルプス超えのナポレオンはロバに跨っていたことや辞書に不可能の文字はないと実際に入っていないなど、英雄が生んだ伝説やトリビア、そしてジョセフィーヌとの馴れ初めなど有名なエピソードも取り上げる。英雄ナポレオンの生涯を駆け足ながらも描ききった印象だ。幼少期より虹という栄光をつかもうとしたナポレオンが虹を掴みそこねたという構成が物悲しい。2023/02/16
はぴたくぽん
3
小学校図書室本。息子1人読み。2020/01/26