内容説明
二宮金次郎は、お金にこまっている藩や、生活に苦しんでいる農村のたてなおしをした指導者としてゆうめいです。金次郎は江戸時代のおわりころ、神奈川県の農家に生まれました。はやくに父母に死にわかれた金次郎は、苦労しながら農業について勉強をしました。そして人手にわたった生家を復興したことがみとめられ、小田原藩の財政や、農村のたてなおしに力をつくしました。
目次
悲しいおいたち
かさなる不幸
小さな一歩
ひとり立ち
服部家のたてなおし
桜町の人びと
桜町をたてなおす
成田山での断食
報徳仕法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
183
二宮金次郎の偉人伝。色々な苦労をして最後は藩を救うというサクセスストーリーは日本人の勤勉性を象徴しているなと思った。2016/09/03
竹城 俊之介
62
1980年代刊行。少年時代に読んだ本を、ふと手にとって読んでみる。野口英世と並ぶ偉人伝の代表格「二宮金次郎」。何がすごいって、勤勉さですよ、勤勉さ! 二宮も野口も、その圧倒的な勤勉さでハンデを克服し、底辺からはい上がる!この究極のサクセスストーリー!この逆転劇に、少年は興奮し、感動する。「勉強せねば!」と、強く決意させる力強い生き方。偉人伝としては大成功です。 マンガの中では、二人とも死ぬまで勤勉を貫き通し、カッコいい生き様を見せ続けました。大人になった今、別の本で二宮金次郎の物語を読みたくなりました。2021/02/12
Aya Murakami
53
図書館本 賭け事大好きでやる気0の農民…。ごくせん的な内容だなぁ。2021/03/28
かいゆう
28
幼い頃から病気の父の為、家族の為と、一生懸命農業を手伝っていたんですね。まだ子どもの頃に両親を亡くし、どれほど大変だっただろうと思うのですが、決してへこたれず学問を続け、二宮家を立て直そうとする姿が立派でした。『小を積んで 大を為す』積小為大。小さなことが集まって、初めて大きなことができるということ。そのためには、どんなに小さな努力もかるく見てはいけない。あせらずに。2016/05/21
かいと
26
こどもで崩れた堤防を自分は直せないのでみんなのためにわらじを作っていたのが優しいなと思いました。「天保の大ききん」のとき金次郎が小田原藩の米倉をあけて飢え死にする人を1人も出さなかったのですごいと思いました。2016/05/27