完訳 ファーブル昆虫記〈第1巻 下〉

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完訳 ファーブル昆虫記〈第1巻 下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784081310029
  • NDC分類 486
  • Cコード C0345

出版社内容情報

読み継がれる昆虫の叙事詩、待望の完訳版!
虫の詩人・ファーブルが著した昆虫自然科学の古典。1巻下では色々な種類の狩りバチの興味深い行動の謎を解き明かす。読みやすい日本語、詳細な脚注と細密なイラストでファーブルの世界がより面白く!

〔集英社創業80周年記念企画〕
奥本大三郎の完訳、全20冊。決定版がついに登場!

『ファーブル昆虫記』完結から100年。
虫の詩人・ファーブルが30年かけて著した昆虫自然科学の古典が、ファーブルの第一人者・奥本大三郎の手によってよみがえります。自然に親しむ手引書として大人から子供まで楽しめます。

★読みやすい
フランス文学者であり、日本昆虫協会の会長でもある奥本大三郎が、初めて個人完訳。いままで難解とされていたファーブルの世界が読みやすい日本語に!
★見て楽しい
昆虫学者・見山博による昆虫、植物、および歴史、民俗資料の詳細なイラストを掲載。昆虫写真家・海野和男、今森光彦の貴重な写真も加え、ヴィジュアルも充実。
★解説が新しい
詳細な脚注・訳注で昆虫の世界とともに『ファーブル昆虫記』が書かれた当時の風俗や時代背景もわかりやすく解説。ファーブル以降100年の最新昆虫学の成果もフォロー。

目次

ヴァントゥー山に登る―植物学者の楽園
アラメジガバチの越冬―虫の移住
ジガバチ類―狩りと帰巣
ハナダカバチ―酷暑のイサールの森で
ハナダカバチの狩り―アブやハエを空中で仕留める
ハナダカバチに寄生する者―ハエ狩りのハチが恐れるハエ
巣に帰るハナダカバチの能力―未知の土地でも迷わない理由を探る
ヌリハナバチの巣造り―泥の壷に蓄えた花粉と蜜
ヌリハナバチの実験―背中に印をつけて放つ
ヌリハナバチの奇妙な論理―始めた仕事は中断できない

著者等紹介

ファーブル,ジャン=アンリ・カジミール[ファーブル,ジャン=アンリカジミール][Fabre,Jean‐Henri Casimir]
フランスの博物学者。1823年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。五十五歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後三十年間の記録が『昆虫記』(全十巻)である。1915年、アルマスで永眠。享年九十一

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)、『ジュニア版 ファーブル昆虫記』(全八巻・産経児童出版文化賞)など。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんちゃん

36
カベヌリハナバチとシシリーヌリハナバチの巣作りの違いなんて日常では決して興味を持ちませんよね。ファーブルさんの手にかかると興味深くて読書が進みます。自然描写やエピソードの描きかたも上手くなかなかに文学的。ダーウィンの進化論に敵愾心をもっているあたりも人間味があって良い感じです。古くに書かれた本なので最近の学説とは異なる箇所も多いようてすが、訳者の奥本先生が脚注で丁寧に補足、訂正をしてくれているので安心です。巻頭に写真ページもあって景色や昆虫のイメージをしっかり持たせてくれるのもありがたいです。2018/01/31

piro5

2
ジュニア版からこっちに移った。本として素直に面白いのはジュニア版かも。でもやっぱ完訳は充実してるな。ファーブルの実験はホント面白い。カベヌリハナバチの巣を途中のものと入れ替えたり、ハチにとってはかわいそうだけど「どういう結果になるんだ?」って毎回ワクワクする。2019/02/20

デントシロー

2
昆虫の能力の高さは人間から見ると高度な技術であるがそれは知恵によって得られた物ではなく昆虫が生きる過程においてその場面ごとに普通に発揮される能力であり少しでも事情や場面が変われば応用することができない生きる過程ごとに使われ失われていく能力なのである。人間でもそのような能力があったかもしれないが誰もその能力を蘇らす事も存在も証明出来ないのであろうと考えてしまう。古典版と奥本版、両方を読む事でファーブルの観察力と洞察力に自分の生き方がなんと情けないか思い知らされる。ヌリカベハナバチの生態から得る知識は多い。2016/04/27

みこれっと

0
ヴァントゥー山に登るところかから始まるのですが、まだ登山の装備も今ほど行き届いていない時代にかなり過酷な山登り(でも当時の山好きにはわりとポピュラーだったよう)を伺わせますが、けっこう食事とか楽しんでいてのどかですてきな描写です。カリバチの観察が主ですが、ほんとうによく観察していてまるで自分もファーブルと一緒に観察に加わっているような気になります。奥本先生の注釈もおもしろい!文章も文学のよう。すてきです。2014/10/10

まんぼう

0
上巻から引き続きいろいろな蜂。とにかく皆一生懸命で可愛い。そんな可愛い蜂が見事に作り上げた巣を「それでは巣を掘ってみよう」と躊躇なく掘ってしまう先生もすごい。数キロも離れた見知らぬ場所で放っても営巣中の巣にしっかり帰ってくる驚異的な帰巣本能を持ちながら、逆に巣の方を移動してしまうと数十センチの距離でも自分の家だと認識できなかったり、営巣→貯蔵→産卵の手順は何があっても守らなければならなかったり。昆虫の世界と人間とでは生きていく上での基準や軸が本当に違うのだなと改めて感じた。2023/10/23

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