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内容説明
あなたは自分の心の中に、何かが足りないと思ったことはない?他の人にはあるのに、自分にはそれがないと悩んだことはない?欠けているものを誰かに埋めてもらいたいと願ったことはない?そのことなら、もう心配はいらないわ。すぐに“そのとき”が来る。新しい可能性がひらかれて、苦しみのすべては終わるときが来る。私の敵「ブギーポップ」が邪魔さえしなければ―。私?そうね、敵は私を「イマジネーター」と呼ぶわ…。第4回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞の上遠野浩平が書き下ろすスケールアップした新作。イマジネーターの手から君は逃れられるか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニョンブーチョッパー
3
★★★☆☆ 視点の変化についていくのがどうにも難しかった。ただ、違う視点から同じ場面を見直すという芥川龍之介「藪の中」的手法は面白いと思った。今ではパスワードに統一されている言葉が「キーワード」もありだった時代なのかも。由利子の、はっきり命令してほしい、そうしたらそのとおりにするから、という台詞が、ちょうどテレビで見たばかりの、ジョジョ第五部でボスを裏切ったあとのナランチャの台詞と重なった。2019/03/13
ののの@彩ふ読書会
2
かなりハマった作品。だがほどよく内容を忘れているので初読レベルで楽しく読めた。part2でどう料理されていくのかな、と期待ワクワクでpart1を読む。色んな人の視点で描かれるから登場人物が多くてもすんなりと入っていける。2022/07/03
c
1
「不可抗力のラビットラン」の九連内朱巳が可愛い過ぎた(意外にも最新作がブギーポップとは初めての接触。全然気付かなかった)ので、取り敢えず「ハートレスレッド」までは読み返したい。しかし内容や文字数の割りに、他のラノベのようにサクッと軽く読めない。文章が無骨な上に描写不足で、しかも複数視点のグランドホテル形式を採用しているため、作品世界に没入し辛いのだ。文章表現という点では、十歳年下だが上遠野浩平と同じく第四回電撃ゲーム小説大賞でデビューした阿智太郎の方が巧みだろう。人類は阿智太郎をもっと尊敬すべきである。2017/08/31
まー
0
1998/08/07 \530(557)
ササ
0
シリーズ2作目にして早くも上下巻。後々の基盤となる話がちらほら。