電撃文庫<br> 悪魔の国からこっちに丁稚〈下〉

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電撃文庫
悪魔の国からこっちに丁稚〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784073060703
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

このままでは地下都市イールに住む人人は全員、人喰い人種パールア人の軍勢に喰い散らかされてしまう。ソリンブリアに救援を求めるべくズドムは北へ向かって出発した。急がねばならぬと焦りつつ食っちゃ寝食っちゃ寝をくりかえす。方言のきつい盗賊、プロレスラーで頭がアホな大統領、巨根の神を奉る穴居人、野蛮だが親切な遊牧民など次から次へと出現する奇妙な連中の数々。立ちふさがる幾多の困難を乗り越え、悪魔の丁稚ズドムはイールを救うことができるのか。無事丁稚奉公を終えることができるのか。戦争に突入するギャグファンタジー完結編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮人

3
ディ・キャンプのファンタジー小説を田中哲弥が超訳。分からない所は飛ばしたり想像で訳したらしく、もうメチャクチャ!地の文でキャラクタの台詞にツッコミ入れたり。こんなブッ飛んだ本が電撃文庫から出てたなんて!ストーリーは、人間界(といってもファンタジーの世界観の人間界)に召喚された悪魔が丁稚奉公として働く話。この丁稚というワードチョイスからして!悪魔のズドムは、悪魔といっても自称インテリで、純粋柔順マジメだけどドジ。そのズドムが大変なことに巻き込まれて、ドタバタ。面白かった!2021/07/12

faux-stendhalien

0
84点。下巻になると作品へのツッコミがさらに頻繁になり、ある登場人物のセリフのあとに「こんなことどうでもいいような気がする」などと、明らかに原文にはない地の文をしれっとぶち込んだりしている。訳者の田中哲弥はあとがきで、ファンタジーファンの間では有名であり約100冊もの作品を世に出している作者について全く知らなかったことに触れ、「知っていたらこの仕事はできなかった。危ないところであった」と言っているが、おかげでこんなにも好き放題な訳し方ができたわけである。無知が愛すべき蛮勇を生んだ素晴らしき好例と言える。2012/03/17

Pantsel

0
再読2012/04/22

suzuki-takefumi

0
戦争が始まると展開は結構真面目だ。戦争のシリアスさに引きずられてしまった感じもあるが、全体通して背景はしっかりしつつ、ギャグファンタジーで一貫させたのはすごいと思う。翻訳は本当に好き勝手やったらしい。2010/02/24

いちみ

0
「今回の翻訳にあたっては、わからないところはばんばんとばすか、あるいは適当に想像して書くという手法に徹した。調子のいいときなど勝手に話を増やしたりまでした。(本文あとがきより引用)」って、、、のだめの演奏みたいじゃん2006/09/08

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