電撃文庫 竜剣物語〈１〉ペンハリゴンの騎士

ハインリヒ，Ｄ．Ｊ．【著】/安田 均/笠井 道子【訳】

アスキー・メディアワークス（1994/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 263p／高さ 16cm
• 商品コード 9784073010036
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

ペンハリゴンの騎士になることを夢見る少女、ジョホーナ・メンヒル（ジョー）は、スペキュラムからペンハリゴンの〈３つの太陽〉城を目指して旅に出た。道に迷って辿りついた村で、偶然にも憧れの騎士フリンと出会う。〈３つの太陽〉城の騎士となるために、フリンの従者になることを願い出るジョー。しかし数々の英雄談を残したかつての“雄々しきフリン”は、仲間と妻の裏切りによって城を去り、騎士であることを捨てて山奥に隠遁していたのであった。ＲＰＧの原点『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』の世界を舞台に、竜剣“ワームブライト”をめぐる壮大な英雄叙事詩が繰り広げられる。話題の最新小説シリーズ第１巻堂々の登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ハイランス]

D&D小説Penhaligon Trilogyの和訳版だね。 古本で揃えることができたので読み始めた。 名誉を奪われ隠遁した元英雄と騎士になりたい少女の冒険物語開幕！ 安彦良和のD&Dイラストってワクワクするなー 飛べないグリフォン：アライアックの眼力よ笑

2023/02/25

[SIN ＥＩＭ]

悪のドラゴン、騎士、竜殺しの剣。詩人が歌い上げる華やかさと勇猛さの物語・・・と思って読み始め、いい意味で裏切られました。落ちぶれた騎士、形骸化した騎士道、そのリアルな恨みつらみ節が心に響きます。一枚の絵になりそうな素晴らしいシーンの中でも、鎧は重くて着るのが難しく、騎乗に失敗してズリ落ちる・・・どこまでもリアルです。アーケードゲームになったミスタラの世界、D&Dの世界観を使っています。馴染みのある人には、ニヤリとできるシーンもあります。

1998/04/15