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内容説明
魔道士ヴェロネーゼとの戦いの中、父ウェンリーク8世、幼い頃より親しくしていた姉妹のデオラとヘレーヌ、そして姉のジーナを失い、深い悲しみを経験したウェンリーク9世。今、彼はヴァンパイアー一族を始めとし、急速に力を盛り返す闇の勢力と戦うため、密かに義勇軍を組織し、各地を転々としながら戦いを続けていた。一方、ヴェロネーゼの裏切りに怒った暗黒神アーリマンは、今度こそペシャワールの地を闇で塗りつぶそうと、忠実な四体の魔人を作り出した。それらは、火、水、風、土の精霊とヴェロネーゼの不死の肉体と暗黒神の強い〈意思〉を融合させたものであった。魔人らは〈闇の宝珠〉を解放し、アーリマンを復活させるべく、その鍵となる、今は〈流砂の宇宙〉にかき消えた〈光の宝珠〉を捜し出そうと躍起になっていた。ウェンリーク9世は、それらを阻止すべく戦いに挑むのだが…。