岸朝子の命の食卓―昭和、平成を「食」とともに歩んだ

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072841679
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

「おいしゅうございます」で一世を風靡した岸朝子さん。89年になろうとする彼女の人生は、常に「食」と一緒だった。「食は命。命は食にある」の心で歩んできたその道をたどるとき、いまを生きる私たちの暮らしに本当に必要なものは何かが浮かんでくる。

目次

第1章 料理記者として「食」を見つめつづけた57年(『料理の鉄人』時代。「ああ、おいしかった」が心の栄養;「食べる喜び」が新しいエンタテインメントに;壮観だった料理人たちの戦い;味やおいしさを伝える難しさ;料理人が主役になる時代に突入;食べることが時代とともに変わった)
第2章 家族をはぐくむのは何と言っても「食」(家庭のために料理記者の道に;食に関心を持ったのは「カキ王」父譲り;料理初挑戦の苦い思い出;料理は医学や科学と結びついている;料理を数字で表す綾先生)
第3章 戦争と新婚時代(「なんくるないさ」精神でしのいだ戦中戦後;米の代わりにマーガリンや砂糖が配給;「食べ物」が原因で4歳の長男を急死させた疑い)
第4章 「家庭婦人」から「職業婦人」への道(出産前、勝負食の「トンカツ」を食べ男児誕生;同じ釜の飯を食べる大切さ;「鍋釜記者」初めての取材;料理の科学を卵で実践;家庭は「テーゲー主義」で;働くことと食べること;日本の食生活の豊かさを伝えたかった;新企画「食べ歩き」の走り;長女は一緒に人生を歩んできた「同志」)
第5章 頭で食べる時代(綾先生の下を離れ会社設立;「健康的な食紹介」が大当たり;「未亡人」って嫌な言葉ね;おなかを満たすと同時に心も満たす)

著者等紹介

知野恵子[チノケイコ]
読売新聞東京本社編集委員。東京大学文学部心理学科卒業後、読売新聞入社。婦人部(現・生活情報部)、政治部、世論調査部、経済部、科学部の各部記者を経て、「YOMIURI PC」編集長、解説部次長。2007年より現職。宇宙開発、科学技術、原子力などを取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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