出版社内容情報
ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。
日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。
ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。
【目次】
飛んじゃったサンキャッチャー
なまけ神様
大荷物のこころ
ほそい稲妻
すばらしい枝
歯とベンツ
泣きながらマラカス
クリーニング・キッス
鬼の初恋
蝙蝠・胡麻団子・氷嚢
夜のマンション
夕陽を見せる
いやな手
見ていないし、見透かしていない
コーヒーと結婚
倒産と失恋
長野さんは陸を泳ぐ
へそを出して来た
ヤドリギ
かわいそうに
ミルク
作家みたい
深く蔵す
内容説明
ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。
目次
飛んじゃったサンキャッチャー
なまけ神様
大荷物のこころ
ほそい稲妻
すばらしい枝
歯とベンツ
泣きながらマラカス
クリーニング・キッス
鬼の初恋
蝙蝠・胡麻団子・氷嚢
夜のマンション
夕陽を見せる
いやな手
見ていないし、透かしていない
コーヒーと結婚
倒産と失恋
長野さんは陸を泳ぐ
へそを出して来た
ヤドリギ
かわいそうに
ミルク
作家みたい
深く蔵す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itica
65
短編集かと思ったらエッセイだった。どこがどうとは言えないが、れいんさんは想像していたキャラとは違っていた。普通の人なんだな、と言うのが抱いた印象だ。もちろん他の作家さんが変わっていると言いたいわけじゃない。れいんさんはどんな仕事をされても、その場所に馴染んでいそうだ。それが強みでもあるように思う。とは言え、視点や言葉は作家さんのものだ。日常や過去をあけすけに書かれていて、大丈夫なの?と心配になるが、ちょっとハッとする言葉に惹かれる。 2024/04/29
tenori
39
くどうれいんさんのエッセイ集。彼女が選ぶ言葉と表現の方法には毎度驚かせられる。日常の些細な出来事(もちろん特別な出来事もあるのですが)に対する感性が豊か。そして怒りとか、やりきれなさも織り込んでいるのに、刺々しい言葉に変換させないという天才的なセンスの持ち主なのだ。意図的にオブラートに包んでいるわけではなく直接的でありながらも柔らかに伝わってくるところが不思議。あとがきに『黙る代わりに、書く』とある。そうか。この人は常に感情を文字に託してきた人なのだ。タイトルが五・七・五調なのもれいんさんらしい。2024/04/24
singoito2
13
もったいないからゆっくり読もうと思っていたのに、読み始めたら、怒ったり泣いたりするれいんさんに引っ張られて、アッという間に読み終わってしまいました。去年の「虎の涙」に比べると、ご本人の結婚や色々のイベントがあるせいかだんだんと高まっていく構成を感じさせる本になっていました。2024/04/15
amigon
7
やはりカバーがかわいくて皆様に見せるように電車で読んだ ほそい稲妻とコーヒーと結婚がすきだったな〜 2024/04/18
ことり
5
やさしくてかわいくて素直なくどうれいんさんが羨ましくなった2024/04/15