ここでは祈りが毒になる―PRAYER AS POISON

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ここでは祈りが毒になる―PRAYER AS POISON

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065339954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

子どもは救いであり希望。母でいることは罰。

函館にある医療刑務所分院に努める勤める金子由衣(かねこゆい)が受け持つことになったのは、不摂生の塊のような妊婦・敏江だった。お腹の我が子を心配するよりニコチンを欲する態度に驚き呆れながら、不幸な境遇から抜け出せなかった彼女の人生を思うと複雑な気持ちになるのだった。敏江は難産の末、重い障害を抱えた女児を出産する。すぐにNICUに移され懸命な治療が行われたが敏江は気に留めることもなかった。そんな敏江が数日後死亡する。リスクだらけの身体なので、何が起きてもおかしくはなく、司法検視の結果も問題はなかった。しかし、その数日後、「死にたい」が口癖の緑内障受刑者、明美が死亡した。死因が敏江と似ていることから、院内に緊張が走る。自殺なのか? 敏江の死と関係はあるのか? 

内容説明

函館にある医療刑務所分院に勤める矯正医官・金子由衣は、不摂生の塊のような妊婦・敏江を受け持つことになった。難産の末、重い障害を抱えた女児を出産した敏江はその数日後に死亡する。リスクだらけの身体なので、何が起きてもおかしくはなく、司法検視の結果も問題はなかった。しかし、その2週間後、「死にたい」が口癖の緑内障の受刑者・明美が死亡した。死因が敏江と似ていることから、院内に緊張が走る。自殺か?敏江の死と関係はあるのか?子どもは救いであり希望。母でいることは罰。

著者等紹介

嶋中潤[シマナカジュン]
1961年、千葉県生まれ。東北大学理学部卒業、東京工業大学大学院修了。国際宇宙ステーション利用業務に従事。2013年、『代理処罰』で第17回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

146
久しぶりの嶋中さん。帯の『塀の向こうへ出る方法は四つ。』に誘われて、函館医療刑務所分院に勤める矯正医官・金子由衣が主人公のシリーズ第2弾(前作は未読)を読んだ。受刑者2人が続けて亡くなりその死因が腑に落ちず、真相を明らかにする顛末なのだが・・読み初めは淡々と字面を追う読書だったが、犯人捜しはいつもハズす私でも怪しいと思った受刑者の娘を通して、母と娘・受刑者と家族を慮る読書になった。ただ私的には金子にもう少し魅力が欲しいなぁ(汗)我儘読者で申し訳ない。2024/01/09

J D

82
 あー!読んでしまった。前作「ここでは誰もが嘘をつく」があまりにも無惨な結末だったので、今回は少しはましかなと思い、怖いもの見たさもあり読んだのだが。結果は、前作同様倫理観の欠片も感じられない結末だった。構想も展開も面白いのになんで罪人前作は北条、今回は里奈を罰しないのだろう。この不思議な倫理観について行けない。2024/02/17

itica

77
医療刑務所医官2年目となる由衣が分院で起きた受刑者の連続死の真相に迫る。母親が娘のために殺人を犯してしまったら、娘の受ける重圧はどれ程のものだろう。しかも手の届かないところにいる母は病を抱えている。そんな状況に息苦しさを覚えた。そしていつ何時道を踏み外すか分からない不確かな人生を私たちは歩んでいるのだと、恐怖を感じる瞬間もあった。存在すらあまり意識しない医療刑務所のミステリは、前作よりさらに深かった。 2024/02/02

Ikutan

72
函館にある医療刑務所を舞台にしたミステリ。新米医師の由衣が担当となった患者は高齢肥満でヘビースモーカーの妊婦。しかも、境界知能で理解力に問題あり。他にも彼女の担当する患者は多くの問題を抱えていて…。この妊婦が出産後、急死。病死と片付けられたが、その後直ぐに自殺願望の女性も亡くなる。相継ぐ不審死に由衣は究明に乗り出す。登場人物が多くて覚えられず、人物紹介を確認しつつ読み進めたが、途中で冒頭の裁判シーンとの繋がりにはっとなる。母娘のがんじがらめの関係が苦しい。最後の里奈の告白が真に迫ってきて、重く心に残った。2024/05/05

ゆみねこ

68
前作の記憶が曖昧で、読み始めても中々乗れず。不摂生の極みのような妊婦・敏江の突然死、失明を恐れ死にたいと言う明美の不審な死。事件性はないとの判断だが、ヒロインの矯正医官の由衣は死因を調べる。塀の中の人より、受刑者の家族のほうが辛いことは間違いない。しかし由衣さん、上司の言う事を聞かな過ぎ。2024/03/07

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