講談社現代新書<br> 漂流日本左翼史―理想なき左派の混迷1972‐2022

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講談社現代新書
漂流日本左翼史―理想なき左派の混迷1972‐2022

  • 池上 彰/佐藤 優【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065290125
  • NDC分類 309.31
  • Cコード C0221

出版社内容情報



池上 彰[イケガミ アキラ]
著・文・その他

佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他

内容説明

労働組合の攻防、衰退する社会党、国鉄解体の衝撃。もう左翼は存在感を取り戻せないのか。左派の未来の可能性を問う。

目次

序章 左翼「漂流」のはじまり
第1章 「あさま山荘」以後(一九七二年~)
第2章 「労働運動」の時代(一九七〇年代1)
第3章 労働運動の退潮と社会党の凋落(一九七〇年代2)
第4章 「国鉄解体」とソ連崩壊(一九七九~一九九二年)
終章 ポスト冷戦時代の左翼(一九九〇年代~二〇二二年)

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県松本市生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1989年、記者キャスターに起用され、1994年からは一一年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーになり、執筆活動を続けながら、テレビ番組などでニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。また、九つの大学で教鞭をとる

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈なデビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』(ともに新潮文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞。2020年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

149
あさま山荘事件で新左翼が完全に国民から見離されて以後、いわゆる左派は労働運動に突破口を見い出した。しかし左翼を率いてきた社会党は国鉄ストの失敗や民営化、ソ連崩壊などで目標とすべき理想を見失って事実上消滅し、共産党も組織防衛を優先して国民の信頼を得られる未来像を提示できていない現状が浮かび上がる。日本で左派の「失われた20年」が続く一方、中南米や欧州では格差拡大やインフレへの不満を受け左翼政権誕生や議会選勝利が相次ぐ。なぜ日本の左翼は停滞から脱せられないのか、現代史の碩学というべき2人に分析してほしかった。2022/08/21

trazom

119
3巻に渡った「日本左翼史」を読み終えて、多くのことを思う。「「労働力の商品化」という資本主義が内包する絶対的矛盾にどう対峙するかで左翼か否かが問われる」という佐藤さんの指摘は鋭い。今こそ、働き方や生き方の問題として「労働力」を見つめ直す運動が必要ではないのか。対談の最後で、二人は「現在の左翼の元気のなさ・影響力の弱さは、もはや彼らが「大きな物語」を語りえなくなっていることにある」と言うが、それは左翼の問題というより、大きな物語を捨て、小さな差異と目前の金儲けに走る新自由主義を選択した我々の責任である。2022/08/14

yamatoshiuruhashi

52
シリーズ3部目。現代に至る。本書の書き出し(全巻の末)は自分は中学3年の終わり。高校受験の最中に浅間山荘事件、高校に入ったらすぐに「総括」と言う単語が飛び交った。そうして左翼が求心力を失っていく時代を選挙権を持つ大人として投票行動に結びつけつつ見て来たのだが、今回はその自分の時代を客観的に解説してくれる。私は保守的人間であるが、業界の締め付けにも拘らず民社党を支持していた。その頃「社公民」などという野党枠組みもあったのを本書で思い出したが、「公」は風を見るに敏であったわけか。2022/07/30

キク

49
池上彰、佐藤優による戦後左翼史シリーズ最終巻。1972年から2022年の左翼組織弱体化と漂流。僕は学生運動で傷ついた作家たちの本を読んで育った世代になる。村上春樹や村上龍や高橋源一郎や坂本龍一は、学生運動で傷を負いそこから「なにを語るか」を始めている。僕はそのボイスを聴いて育ったので、基本的に全ての組織と運動に対しての警戒感を抱いている。なので、「あの時代になにが起きたのか」ということをあまり知らなかった。宮崎駿の「全ての子供は希望の塊だ。その子供はいつか大人になって絶望の塊になる」という言葉を思い出した2024/04/21

Isamash

46
池上彰と佐藤優の左翼通史第三弾。2022年出版。メーデーとかに内心は嫌々ながら動員で参加していたのに関わらず、ほとんど知識が無い労働運動の歴史が語られており、大変に勉強になった。恥ずかしながら、国鉄職員の順法闘争の意味を初めて知った。1974年公労協のストライキにより8日間鉄道がストップしたんだ。知らなかった。土井たか子さんの尊王家というバックグラウンドや菅直人の学生時代の反新左翼運動を初めて知った。その調査能力には敬意覚えるが共産党の歴史修正主義は過去も現在も不変的らしい。次は右翼もやってほしいところ。2023/06/17

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