講談社文庫<br> 誤ちの絆―警視庁総合支援課

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講談社文庫
誤ちの絆―警視庁総合支援課

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065288696
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



堂場 瞬一[ドウバ シュンイチ]
著・文・その他

内容説明

被害者とその家族だけでなく、加害者家族も支援対象に。新たな任務に取り組むべく、名を改め発足した「総合支援課」。新生支援課に捜査一課から異動してきた柿谷晶には、秘密があった。それは、彼女自身が加害者家族であるということ―。警察小説の最前線、新ヒロインによるシリーズ2開幕!

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

262
新シリーズスタート。警視庁総合支援課の柿谷晶刑事。臨機応変な業務が求められるけど、猪突猛進で突っ走り、周りの人たちをイライラヒヤヒヤヤキモキさせる。多摩川河川敷で起こった名門高校生による殺人事件というのもモヤモヤさせる内容ではある。どちらかというと、彼女のMG-RV8対神岡弁護士のアバルト595という愛車対決と今後の関係の方がワクワクします。2022/09/19

いつでも母さん

173
私は我儘な女だから、穿った見方をしてるのだとは思う。苦手なタイプだと思うのは、柿谷晶の中に嫌いな自分の一面をダブらせてるのかもしれない。な~んて思ってはみるものの‥支援課シリーズ新章の幕が上がった。被害者支援・加害者家族支援・・これは難しいと正直思う。もっと村野が登場するのかと思ってたが幸せそうで良かった。新しく弁護士との絡みが今後増えていくのかもしれないなぁ。まずは始まったばかりだ。さて、次はどうしょう‥(汗)2022/09/09

あすなろ

119
大好きな支援課シリーズがseason2となり、女性刑事柿谷が村野の代わりに登場。どうなるのか興味津々で読み始めた。この味もありだ、というのが結論。MGB V8を駆る女性刑事なんて実際には居ないだろうけれど素直に格好いいと思ってしまう。また、黄色のアバルトが相手とは。今後どう展開させていくのかな。エンターテイメント論戦強まった感はあるが、引き続き僕はこのシリーズを読んで行くだろう。ストレス溜まる仕事の帰路に読むには最適なので。2022/12/25

KAZOO

115
先日単行本で読んだ「聖刻」の続きになるものです。女性刑事の主人公が新しい組織の総合支援課に異動になりそこには他のシリーズの村野が総務担当になり新しいメンバーが集められます。今回は都内でも屈指の進学高校の生徒が相手を殺害するという事件です。殺害したのは父親と弟の3人家族の高校3年生でした。殺害原因がわからないままに話は進みますが、前回の有名人とは異なりあまりSNS上では炎上しませんが殺人の意図などがわからずに捜査は難航します。最後に意外な結末を迎えますが今後もこのような話が楽しめるのでしょうね。2022/09/15

タイ子

108
被害者関係者だけではなく、加害者家族の支援も対象にと「総合支援課」と名を改め発足。捜査一課から異動してきた柿谷晶を中心に展開する今作。新たな事件は少年犯罪。都内でも指折りの進学校の高校生が同級生を刺殺。そうでなくてもデリケートな少年犯罪の上に加害者の父親が脳梗塞で倒れ、残された弟の支援をすることになる晶。支援課の使命を果たそうとがむしゃらに走り回る姿が痛々しく映ってしまう。力を抜いてよって何度思ったことか。手綱を締める課長・亮子の存在がいい。事件の真相は予想の範囲ではあったが…。村野が幸せそうで良かった!2022/08/20

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