講談社文庫<br> イクサガミ 天

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講談社文庫
イクサガミ 天

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065269862
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

新直木賞作家による、3巻完結・新シリーズ開幕!
〈デスゲーム×明治時代〉

カバーイラスト・石田スイ(「東京喰種」「超人X」)


金か、命か、誇りか。
刀を握る理由は、何だ。


明治11年。深夜の京都、天龍寺。
「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、
腕に覚えがある292人が集められた。

告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。
各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。

「奪い合うのです! その手段は問いません!」

剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、
強敵たちが立ちはだかる――。

【文庫オリジナル】

内容説明

明治十一年。大金を得る機会を与えるとの怪文書により、強者たちが京都の寺に集められた。始まったのは、奇妙な「遊び」。配られた点数を奪い合い、東海道を辿って東京を目指せという。剣客・嵯峨愁二郎は十二歳の少女・双葉と道を進むも、強敵が次々現れ―。滅びゆく侍たちの死闘、開幕!

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)でデビュー。’18年『童の神』(角川春樹事務所 時代小説文庫)が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』(新潮社)で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』(講談社)が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞を受賞。’22年『塞王の楯』(集英社)で第166回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

695
滅法面白い。早く続きを読みたい。こういったデスゲーム物の先駆的作品『バトル・ロワイアル』よろしく、漫画チックな尺の詰め方や展開、感情移入のためというよりも、死亡フラグとして挿入される回想シーン。そして予想を裏切る人物の急な脱落etc、お約束をきちんと理解したうえ、使いこなせていることに感心しきり。三部作の一作目ということで、まだラスボス候補が絞りきれないほど生き残っており、それ次第でどういう展開にもなりうるが、バトルだけではなく、失格の処遇検証を始めたり、この時代らしからぬ頭脳戦もある程度期待出来そう。2022/04/06

青乃108号

521
なんだか漫画みたいだな。読み始めはその様に感じ、なめてかかっていた。どうみても文字通り一本道のストーリーのはず。ところが読んでいくうちどんどん引き込まれる。見せ場に次ぐ見せ場の連続はまるでジェットコースタームービーの様で、これはやめられない。次々出現する新たな敵。それぞれの出自を語るエピソードを随時挟みながらも、先を目指し突き進む物語のテンポはいささかも乱れず、その構成は見事というしかない。全3巻の内のこの第1巻は、とても気になるところで終わってしまい。これは第2巻も読まずにはいられなくなる。2023/06/13

パトラッシュ

510
文明開化を喧伝されるが心は武士のままで、幕末維新の動乱で人殺しに慣れた者があふれていた明治初期だからこその設定。内乱や革命後に新政権が樹立されても、こんなはずではと不満を募らせる者が必ず出てくる。そんな彼らが大金を餌に、殺し殺されを強要されながら東京へと下る殺人ロードノベルを展開するのだから。後の独ソでは反逆者を容赦なく粛清した事実を知っていると、不要な人間を廃棄する政治のえげつなさが「あり得るかも」と思えてしまう。切実な事情を抱えていようと誰もが簡単に死んでいく修羅の旅路に、愁二郎と双葉はどうなるのか。2023/06/05

しんごろ

503
時は明治十一年、西南戦争の後。士族が大金をかけてのサバイバルゲームが始まる。私利私欲、様々な事情、それぞれの想いが交差して、全国から集まった猛者達の激しいバトルが始まる。主催者の意図を知らずに…。まさに死闘。当然、愁二郎と双葉を応援したくなる。激しい闘いは、まさに死闘だ。まだ見ぬ強敵が現れるのは間違いなし。今後、どのような展開が待ち受け、どんな戦いが繰り広げられるのか。ああ、続きを早く読みたいと思った気持ちは久しぶり。続編が待ち遠しい。2022/02/26

海猫

490
直木賞受賞直後の新刊が、文庫の新シリーズなのも著者らしい。しかも内容は、明治時代を舞台にしたデスゲーム小説。序盤からエンジンが掛かる感じで、疾走感に乗せられ一気読み。視覚的な殺陣場面の連続で、圧倒的に面白い。主人公が少女を守りながら闘うという、映画の「レオン」みたいな趣向も効いて熱い。今村氏が単行本で書いてる作品群の格調はここになく、カジュアルで奔放な楽しさに満ちている。なぜ明治時代なのか?というあたりも巧妙に仕掛けているように思う。これを原作にコミカライズすれば、良い漫画になりそう。次巻を早く読みたい。2022/03/03

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