講談社現代新書<br> ブルシット・ジョブの謎―クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか

個数:
電子版価格
¥957
  • 電書あり

講談社現代新書
ブルシット・ジョブの謎―クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか

  • ウェブストアに44冊在庫がございます。(2024年04月18日 15時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065266595
  • NDC分類 366.04
  • Cコード C0236

出版社内容情報



酒井 隆史[サカイ タカシ]
著・文・その他

内容説明

仕事とは何か?悩み苦しむすべての人へ。誰も見ない書類を作成する事務、上司の虚栄心を満たすだけの部下…資本主義や効率化が進めば進むほど無意味な仕事が生まれる「不思議」。『ブルシット・ジョブ』翻訳者が贈る特別講義!世界的現象の「謎」を解き明かす―

目次

第0講 「クソどうでもいい仕事」の発見
第1講 ブルシット・ジョブの宇宙
第2講 ブルシット・ジョブってなんだろう?
第3講 ブルシット・ジョブはなぜ苦しいのか?
第4講 資本主義と「仕事のための仕事」
第5講 ネオリベラリズムと官僚制
第6講 ブルシット・ジョブが増殖する構造
第7講 「エッセンシャル・ワークの逆説」について
第8講 ブルシット・ジョブとベーシック・インカム
おわりに―わたしたちには「想像力」がある

著者等紹介

酒井隆史[サカイタカシ]
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

90
人類学者古デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』の訳者による解説書。著者の論考を加えてはいるものの、日本ならではの観点が少なくテキストを元に授業をしているような印象を受けます。“クソどうでもいい仕事”の(暫定的)定義から、事例、その成り立ちまで首肯せざるを得ません。ただ、人は意義がなければ働いていけない、というのは正しいでしょうか?一読では読み解けない部分はあるものの、日本語が洗練させており、一つの考え方として読んで損はしません。タイトルから、もっと溜飲が下がるかとは期待したところはあるけれど…。2023/02/08

おたま

80
デヴィッド・グレーバー著『ブルシット・ジョブ』の要点を的確に伝えようとする書。「ブルシット・ジョブ」とは、作業定義として「被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でさえある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、被雇用者は、そうではないととりつくろわねばならないと感じている」。こうした仕事、よく考えると身の周りに溢れかえっている。この報告書は無駄だと思いながら書く、この会議は不必要だと思いながら発言する、そしてそれによって何も変わらない。⇒2022/11/02

saga

58
久松達央著『農家はもっと減っていい』で知ったブルシット・ジョブ(BSJ)。グレーバーが著した原典ではなく、まずは解説書を手に取った。ケインズが予言した週15時間労働が、最新技術を駆使すれば可能なのに、BSJがそれを妨げている。社会的価値と市場価値の反比例は衝撃的だ。エッセンシャルワークが過酷で低所得という理由もBSJ論で説明されている。ベーシック・インカムも、本書を読む前はその在り方に疑問があったが、BSJをなくすためには必要なのかも知れないと思えてきた。2023/03/23

belalugosi6997

57
私の仕事はブルシットジョブです。以下BSJ。定義にこだわりを持っているらしく、新自由主義とネオリベラリズム(以下ネオリベ)の違い、ベーシックインカムとユニバーサルベーシックインカムは違うらしい、私にはどちらがどう違うのかはわからなかった。興味を持ったのはBSJ はネオリベに含まれるらしい、日頃はムダをなくせと叫んでいる連中が実はムダを作り続けているということである。つまり、ネオリベ=共産主義⇒アナーキズム、納得です。BSJの痛いのはどうでもいいだけでなく、稼げば稼ぐほど社会を壊すと言う最悪の結果なのである2023/01/27

フム

47
『ブルシットジョブ』の翻訳者による解説ということで、読んでみた。途中までは、元の本を読んでいれば、読む必要はなかったかなと思ったけれど、途中「ブルシット」というスラングをクソどうでもいいと訳した微妙なニュアンスについて書かれていたり、説明に寅さんが出てきたりで面白くなった。後半ブルシットジョブが作られる過程の例として東京五輪をあげていたのも面白い。巨額の資金が動くとき、広告代理店などを通じて何の意味もないポスト(ブルシットジョブ)が作られ金がばら撒かれる。税金を払う立場からは腹立たしい。2022/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19095957
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。