講談社現代新書<br> 歴史学者という病

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講談社現代新書
歴史学者という病

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065260975
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報



本郷 和人[ホンゴウ カズト]
著・文・その他

内容説明

このままでは日本の歴史学は崩壊する!?歴史を愛する人気学者の半生記にして反省の記―。

目次

第1章 「無用者」にあこがれて―立身出世は早々にあきらめ、好きなことをして生きようと思った 幼少~中高時代(「死」が怖かった;野口英世のような医者になろう ほか)
第2章 「大好きな歴史」との訣別―歴史学は物語ではなく科学‐だから一度すべてを捨てる必要があった 大学時代(入学直後にひきこもり;「こんなのオレが好きな歴史じゃない!」 ほか)
第3章 ホラ吹きと実証主義―徹底的に実証主義的な歴史学を学んだ、そしてホラの吹き方も― 大学院時代・そして史料編纂所へ(大学院の学費;未来の妻に説教される ほか)
第4章 歴史学者になるということ―歴史学には課題が多い。だからこそ大きな可能性があるのだ― 史料編纂所時代・そして新たな道へ(結婚という名の…;私は認められたかった ほか)
おわりに ヒストリカル・コミュニケーターに、オレはなる!(「日本史のIT化」は学問か;若い教員の憤り ほか)

著者等紹介

本郷和人[ホンゴウカズト]
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事。専攻は日本中世政治史、古文書学。同史料編纂所で『大日本史料』第五編の編纂を担当するほか、『吾妻鏡』の現代語訳(共訳)にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

91
ふとキオスクにて手にして興味深そうなので購入した一冊。日本史学の流れや我々が知らぬ明治から続く国史編纂の世界。東大を軸にした学者の世界。正統な書き方でない故、こんなふうなのかとか、こんな事が世界があるのだとか興味深く拝読。逆にそこら辺りに興味ない方に取っては穿った書として読む必要がないと感じられてしまうだろう一冊。2022/10/23

skunk_c

84
最近ちょっと多作すぎないかと思っていた著者の新作だが、これは面白かった。自分とほぼ同世代の著者の学者としての成育記のような本だが、皇国史観、唯物史観に対する感覚とか、実証主義のの本質とか、史料自体を疑うとか、腑に落ちる話が多い。この10年歴史を仕事で扱ってきた中で(その基礎を固めてくださるのが歴史学者の仕事と理解している)、感じてきたこととかなりかぶった。本書によれば著者の教え子など若手に「タコツボ」的研究者が結構いる様子。このままではそれこそ網野善彦のような「大きな視野」の学者は出ないかもしれない。2022/10/03

tamami

73
以前から本書の著者である本郷和人先生の著作を読む度に、その面白さに浸り込み、滾々と湧き出るごとくに出てくる歴史上の知識や解釈に圧倒される思いがしたものであるが、その源泉がいずこから来たのか、秘密の一端が本書で明らかにされているように思う。本書の構成を一瞥すれば、幼少期から東大受験までの知的な出会いを描いた第一章、一流の教育者に出会い歴史学にロマンは要らないと、それまでの路線変更を迫られた大学時代を描く第二章、徹底的に実証主義的な歴史学を学び、人生最悪の遅刻という事態にもめげず、念願の史料編纂所入所を果たす2022/10/10

さすらいの雑魚

38
ブタに歴史はありますか? 超パワーワード!平泉澄すげぇ。 それはさて置き、本筋は以下。 おぉ!まるで熱血実証史学者群雄伝だ。歴史好きのキミ!面白いから読んどきな♪今までと違う角度で読書が進むよ。 何人でも無かった私達と同じような歴ヲタ少年が、いかにして実証史学のプロフェッショナル(プロフェッサーともいふ)を志し、惑い躓き歩み続け、ついに己の天命を知る。そんな素敵なビルドゥングスロマンにもなってる。一粒で2度美味しく高コスパね😁考える事を止めるな。究極の問を発せよ。さらなる高みへ!と煽ってる、気がした♫2023/01/01

おかむら

37
表紙で碇ゲンドウモノマネをしてる所からも窺える、たぶん変わり者の歴史学者(学者さんはみんなどっか変人だけども)の半生記。これ楽しい! 日本史の授業が苦手だった人でも楽しめます(と思う)。「豚に歴史はありますか」と言い放つ大先生とか最高か! そして個人的ですが、本書でも出てくる司馬遼太郎の龍馬が行くと新撰組血風録が好きすぎて日本史学科を選んじゃって入ってみたらアレなんか全然違うとなった学生時代を思い出しました。全然向いてなかったはずだわ…。去年の鎌倉殿見てるとなるほどとなるエピソードも。見ててよかったー。2023/02/06

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