講談社現代新書<br> 日本の哲学の最前線

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

講談社現代新書
日本の哲学の最前線

  • 山口 尚【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2021/07発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月28日 01時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065242957
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0210

出版社内容情報

國分功一郎、青山拓央、千葉雅也、伊藤亜紗、古田徹也、苫野一徳……
哲学の最前線の旗手たちが「いま考えていること」がこれ一冊でわかる!

私たちを縛りつける不自由と向き合う、本当の自由のための哲学。

 * * *

[目次]
はじめに 日本哲学の最前線=「J哲学」
第一章 共に生きるための言葉を探して――國分功一郎『中動態の世界』
第二章 人間は自由でありかつ無自由である――青山拓央『時間と自由意志』
第三章 偶然の波に乗る生の実践――千葉雅也『勉強の哲学』
第四章 身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成――伊藤亜紗『手の倫理』
第五章 しっくりいく表現を求めて迷うこと――古田徹也『言葉の魂の哲学』
第六章 エゴイズムの乗り越えと愛する意志――苫野一徳『愛』
おわりに 自由のための不自由論




内容説明

日本哲学の旗手たちが“いま考えていること”。「J哲学」とは、真の自由を得るために、私たちの不自由と向き合う実践である。

目次

はじめに 日本哲学の最前線=「J哲学」
第1章 共に生きるための言葉を探して―國分功一郎『中動態の世界』
第2章 人間は自由でありかつ無自由である―青山拓央『時間と自由意志』
第3章 偶然の波に乗る生の実践―千葉雅也『勉強の哲学』
第4章 身体のローカル・ルールとコミュニケーションの生成―伊藤亜紗『手の倫理』
第5章 しっくりいく表現を求めて迷うこと―古田徹也『言葉の魂の哲学』
第6章 エゴイズムの乗り越えと愛する意志―苫野一徳『愛』
おわりに 自由のための不自由論

著者等紹介

山口尚[ヤマグチショウ]
1978年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在は大阪工業大学講師、京都大学講師。専門は、形而上学、心の哲学、宗教哲学、自由意志について(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

79
著者は世界に向けて、日本的なものにこだわらない日本人発信による現在進行形の哲学をJ哲学と呼び緩やかな連携具合を解き明かしてくれる。日常的な言葉を例に取りながら論建てされていることもあり、哲学解説書としては比較的読みやすいので今のJ哲学を知るには良い。例えば⇒古典ギリシャ語の中動態という概念を使いながら人が活動に巻き込まれ「もまれ」ているイメージ(「主体」は活動の推移の中で身を揺らされている:それゆえ彼あるいは彼女は単純な意味での「主体」ではない。)が國分功一郎の伝えようとしていることの1つのようだ。2022/11/08

けんとまん1007

72
やはり、こういう分野にも、適宜、触れることの意味を感じた。哲学は、日々の営みの中にあるものだと思うし、そこへの視線が開かれることに意義がある。今回は、不自由論がキーワードになっていて、興味深く読んだ。6人の方のうち、4人の著作に触れていたので、入りやすかった。その中でも、伊藤亜紗さんは4冊くらい読んでいるし、共感できることが多いので、納得感が大きい。改めて、自由という2文字を考えた。2022/04/27

ころこ

44
取り上げられている6人は、日本語で一般の読者に届く哲学の文章を書き、この先のキャリアが未だありそうで、評価が定着してきた学者たちです。実際に苫野以外は既に読んでおり、哲学に関心のある読者ならば誰もが知っている論者たちです。とはいえ昔「J文学」というのがあり、その悪夢を思い起こさせる「J哲学」という呼称はこの6人にはあまりにも相応しくありません。また「不自由論」にまとめてしまうことで歴史的な文脈と政治性を固定化させることは、この6人の魅力を伝えることに寄与しているのだろうか、そしてこのフレーム自体は哲学的な2021/07/15

venturingbeyond

30
さらりと読了。現代日本の哲学界から、「不自由論(を経由しての自由論)」の観点で6人の哲学者をピックアップして、それぞれの近著での問題関心や論点、哲学上のアプローチを概説し、その異同を簡潔にまとめる。6人の中で、既読の著作があるのは、國分・千葉・苫野の三氏。未読の三氏も含めて、著作を手にとってみようかなと思わせるブックガイドとなっている。まずは、積読中の『不道徳的倫理学講義』からかな。一点、難点をあげるとすれば、「J哲学」のネーミング…、やめた方がいいと思います。2021/07/28

冬佳彰

18
いきなりJ哲学と来られると、ちょっとゲンナリしちゃうんだよな。「はじめに」に書かれているように、それなりの意味がある言葉なんだが、それでもねえ。俺なんか古い人間なんで、普遍的な智を求めているんじゃなかったんだっけ?哲学って、とかね。いや分かる、個別がなかったり、それを無視した普遍哲学なんてねーな、と言うのは。まあ良い、本書は現代日本の哲学者、6名の仕事を紹介している。著者が考える、彼らの共通問題には「不自由論」がある、らしい(ちょい首をかしげる部分もあったが)。特に気になったのは、個の身体から(続く)2021/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18271186
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。