講談社選書メチエ<br> 使える哲学―私たちを駆り立てる五つの欲望はどこから来たのか

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講談社選書メチエ
使える哲学―私たちを駆り立てる五つの欲望はどこから来たのか

  • 荒谷 大輔【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065238271
  • NDC分類 130
  • Cコード C0310

出版社内容情報



荒谷 大輔[アラヤ ダイスケ]
著・文・その他

内容説明

本書は、「富」、「美」、「科学」、「正義」、「私」という誰もが重視して生きている五つの価値が私たちにどんな魔法をかけているのかを解き明かします。これらは、どの時代、どの場所でも同じだったわけではなく、歴史の中で生み出され、進化してきた魔法なのです。本書は、その魔法を解くために近年の出来事から出発して、歴史の地層を掘り進め、徐々に深度を下げていく作業を実演します。時間の流れを逆行する新たな哲学史で真の自由を手にしよう!

目次

1 富―「承認」への欲望(二〇一九年:「富」の魔法;一八六七年:マルクスの価値形態論;一七五九年:アダム・スミスの道徳論;一五一七年:プロテスタント神学の救済論)
2 美―「尊さ」への欲望(二〇一九年:「美」の消費;一九七九年:「大きな物語の終焉」;一八〇〇年:「芸術」という神話;一五九〇年:「何かよくわからないもの」の優美=恩寵)
3 科学―「進歩」への欲望(二〇二〇年:「科学」の信仰;一九六二年:クーンの「通常科学」;一五四三~一六八七年:近代科学の「パラダイム)
4 正義―「権利」への欲望(二〇一七年:「正義」の揺らぎ;一九六二~七一年:リベラリズムの「理想」;一六九〇年:自然権のゆくえ)
5 私―「ありのまま」への欲望(二〇二〇年:「私」の全肯定;一七八一年:カントの「理性」;一六四一年:デカルトの「コギト」;一九二三年:無意識を操作する広告技術)
欲望の哲学史から未来へ

著者等紹介

荒谷大輔[アラヤダイスケ]
1974年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、江戸川大学基礎・教養教育センター教授。専門は、哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はとむぎ

11
富 美 科学 正義 私 五つの概念の成り立ちを深掘りする。人の脳は、複雑な物を構築するが一旦それを概念にまとめる。その成り立ちは忘れられ、概念は独り歩きする。手段が目的化するってよく起こる。脳はさぼってエネルギー消費を出来るだけ少なくするように進化したのだろう。2023/06/18

イシュア

1
各テーマに関する概説書という感じであった。とっかかりとして良いのかな。2023/10/22

さゆう

1
昨今の事例を元に、「富」「美」「科学」「正義」「私」といった価値観がどのように形成されたのか、その源流をたどるのが本書の取組みである。共通して警告されるのは、「主観的に判断しているようで、私は私が所属する社会的な文脈で物事を判断している」という点である。なぜなら、私は経験の蓄積で形成されるためだ。社会は個人を特定の思想(≠正しさ)に扇動し、私を作り出す。しかし、罪や罰が発生した際にその責任は個人に帰する。そのため、私たちは一度自分の足元を支えてきた社会を見詰め直す必要がある。そのために本書は源流をたどる。2023/06/04

Go Extreme

1
富ー承認への欲望: 「富」の魔法 マルクスの価値形態論 アダム・スミスの道徳論 プロテスタント神学の救済論 美ー尊さへの欲望: 「美」の消費 「大きな物語の終焉」「芸術」という神話「何かよくわからないもの」の優美=恩寵 科学ー進歩への欲望: 「科学」の信仰 クーンの「通常科学」 近代科学のパラダイム 正義ー権利への欲望: 「正義」の揺らぎ リベラリズムの「理想」 自然権のゆくえ 私ーありのままへの欲望: 「私」の全肯定 カントの「理性」 デカルトのコギト 無意識を操作する広告技術 欲望の哲学史から未来へ2021/08/30

インドアな人

0
自分には難しかった内容でしたが、頭を使って読む感覚が楽しかったです。2022/11/11

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