出版社内容情報
鎌倉時代の始まりは「良い国(1192年)」ではない?
源頼朝の肖像画は本人では無かった?
史実だと思われていた鎌倉時代に関する常識が、近年の研究で覆されてきています。また頼朝死後の混乱ぶりの裏には、裏切り、密告、陰謀のオンパレード。13人の御家人たちは鎌倉殿=将軍を支えるどころか、激しい権力闘争に明け暮れます。その様はさながら武家のバトルロワイヤル。デスマッチです。意外なほどドロドロしていた、2022年大河ドラマの舞台の実像をわかりやすく読み解いていきましょう。
一人の人物につき10ページ前後と、読みやすくまとめた分量で、13人の侍たちの生き様にふれてみませんか。最後に生き残ったのは誰でしょうか?
内容説明
鎌倉幕府の“裏事情”知ってますか!?鎌倉殿(将軍)が、京の貴族や平家から政権を奪い取り、その後も強力なリーダーシップで日本をまとめた…?いえ、話はそう簡単ではありません。13人の御家人、いわば家来たちの権力闘争の連続が鎌倉時代だった、とも言えそうです。戦国時代よりスリリングかもしれないこの時代を、どうぞお楽しみください。小学中級から。
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。「タイムスリップ探偵団」シリーズのほか、多くの著書がある。高校生のとき邪馬台国ブームで古代史好きになる。大学卒業後に歴史雑誌の編集者になり、広い範囲の歴史をカバーするようになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しぇりー
2
大河ドラマを見て鎌倉殿の13人が気になってちょうど良い本を発見。児童書?かなと思ったけれどサクッと読めて良いかな?と思い借りてきた。13人がどのように頼朝について死んでいったかが簡潔にまとめられていて、流れを知るには良かった。2022/06/27
ぷりん
1
鎌倉殿の13人について。学校で教わる歴史ってほんとーーーーに表面的な出来事中心なんだなと思う。その時代やその人を少し深く知ると、歴史の見方が変わってくる。また、人間の考え方とか生き方って、あんまり変わってないんだろうなとも思いました。2022/10/07
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