- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 モーニングKC
出版社内容情報
田 素弘[デン モトヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
53
アイスランド編、八田百合という人物がネゴシエーターになる切っ掛けの物語に遡る。宗教が世界を纏め、そして分断する。これは後半のアメリカ編にも繋がっていく。描き難い宗教という題材をソフトに(それでも真摯に)突き詰めてくる辺りが好きだ。アメリカ編、分断された四人の仲間を象徴的に描き、文化や政党や理念を解り易く伝えてくれる。百合と表裏一体だったカイの宣戦布告。元々、百合は企業のコーディネーターなので、国家レベルのロビイストではない。だからこその手の届く範囲があり、それ故の面白さがあるんだよなぁ。2022/04/14
まる子
20
「地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技(主にプロレス技)で警察が介入しにきい世界で起きている紛争を解決していく、地政学リスクコンサルタントの八田百合。」(裏表紙より)/5巻は4巻の【アイスランド編】の続き:ジューイッシュという超正統派のユダヤ教【アメリカ編】:50州、先住民族ネイティブ・アメリカン、居留地の貧困と自立、自由と平等の国の二大政党(共和党=自由/民主党=平等)、アメリカ独立宣言、カジノ建設→6巻へ【捕捉】:世界や日本の人口減少と増加についての未来。2024/05/07
いっちゃん
11
ユダヤ教→キリスト教→イスラム教。新約聖書、旧約聖書の「約」は契約の「約」。ふんわりと考えていた言葉や、物事の意味をちゃんと考えるきっかけをくれます。すごく勉強になる。2022/02/10
Ex libris 毒餃子
11
宗教国家アメリカな一面が覗く。多様な価値観を束ねるのがフロンティアスピリットなんだなあ。2021/10/14
にゃむこ@読メ12年生
11
アメリカ編。地政学の真打ち登場!? 人種言語ルーツ混沌の超大国の、例えば共和党と民主党とはなんぞや、ってとこから学べる。さしずめ「今さら聞けないアメリカ合衆国」と言ったところか。各国の雑学・豆知識(主に食文化)も豊富で楽しい。2021/04/12