ブルーバックス<br> 脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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脳を司る「脳」―最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065219195
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0247

内容説明

「人間らしさ」を生み出す、知られざる脳の正体。脳のはたらきは、ニューロンが担っている―この常識が覆されようとしている。脳の中には、知られざる「すきま」があり、そこを舞台に、様々な脳活動が繰り広げられていたのだ。細胞外スペースに流れる脳脊髄液、その中で拡散する神経修飾物質や細胞外電場、そして、脳細胞の半分を占めるグリア細胞。私たちの心や知性の源は、ここにあるかもしれない。「神経科学の王道」に挑む、新しい脳科学が誕生!

目次

プロローグ 「生きている」とはどういうことか
第1章 情報伝達の基本、ニューロンのはたらき―コンピュータのように速くて精密なメカニズム
第2章 「見えない脳のはたらき」を“視る”方法―脳研究はどのように発展してきたか
第3章 脳の「すきま」が気分を決める?―細胞外スペースは脳の“モード”の調整役
第4章 脳の中を流れる「水」が掃除をしている?―脳脊髄液と認知症の意外な関係
第5章 脳はシナプス以外でも“会話”している?―ワイヤレスな情報伝達「細胞外電場」
第6章 頭が良いとはどういうことか?―「知性」の進化の鍵を握るアストロサイト
エピローグ 「こころのはたらき」を解き明かす鍵―変化し続ける脳内環境が生み出すもの

著者等紹介

毛内拡[モウナイヒロム]
1984年、北海道函館市生まれ。2008年、東京薬科大学生命科学部卒業。2013年、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て、2018年よりお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系助教。生体組織機能学研究室を主宰。脳をこよなく愛する有志が集まり脳に関する本を輪読する会「いんすぴ!ゼミ」代表。「脳が生きているとはどういうことか」をスローガンに、マウスの脳活動にヒントを得て、基礎研究と医学研究の橋渡しを担う研究を目指している。研究と育児を両立するイクメン研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いーたん

27
これまで「脳のはたらき」そのものだと思っていたニューロンを司る「別の脳のはたらき」があったことを、最新の研究と著者のロマンでもって解説された一冊。内容は専門的だが、わかりやすい語り口のおかげで読了できました。脳科学世界の花形であるニューロンに対して、何の役に立ってるかわからない、グリア細胞や細胞間質液たちはまさに端役。しかし、新手法によって、そんな彼らにスポットライトがあたり、その役割の重要性が明らかにされていく。最新研究による結果もさることながら、その結果に至るプロセスがとても興味深かった。2021/03/06

zoe

24
神経の電気信号や化学物質が重要視されてきたが、細胞外の空間も大切。結局、全部大事。当たり前と言えば当たり前ですが。何もない間だって大切ですが、何も無いわけでは無かったのだから。電気を貯める仕組み、老廃物を取り除く仕組み、などなど。脳の細胞外スペース。寝てるときは大きく、起きると小さく。発達期は大きい(p113)。顕微鏡や可視化技術の発展で理解が進んできた。グリンファティックシステム。グリア細胞アストロサイトのアクアポリン4の関与、動脈側から静脈側への積極的な流れ、ノルアドレナリンの関与が条件(p150)。2020/12/20

チャーリブ

22
専門的な知見を素人に分かりやすく説明するのは困難な仕事だろうが、本書は脳に関する最新の情報を分かりやすく、かつ興味深く解説している良書。脳のしくみと聞くとニューロンによる「デジタル的」なネットワークを考えてしまうが、最新の科学的知見によるとそれ以外にも「アナログ的」な伝達方法があり、実はそれらが人間らしさのもとになっているのではないかという。つまり、脳の中の「デジタル的伝達とアナログ伝達との非シナプス的相互関係」こそが人間の知性だと作者は予想している。人間の脳はコンピュータと同じではないのだ。○2021/09/15

西

22
プロローグの、死後4時間たった豚の脳が、血液を人工的に送り込むことで一部復活した話が興味深くて・・・だけど難しかった。生きているとは何か、と言ったテーマの方をもう少し知りたかったのだけど、語られる話が専門的でついていけず。理解できれば面白いんだろうな2021/08/29

bonbon99

19
初ブルーバックス読みです。意外に一日で読んでしまいました。これからもどんどん理系の本読んでいきます。内容は、脳内の神経細胞ニューロン中心主義からの脱却が主な内容。未知なる活動をしているグリア細胞が実は脳内で重要な役割を果たしているのでは?との主張。脳科学と心理学との大きな乖離が現在ある。それは、ニューロン中心の脳科学の研究結果が影響していると著者は考えている。うつ病、知性などのメカニズムが解明できない事象や性質に今後、アストロサイトなどのグリア細胞が鍵を握っている。そこに著者は切り込むという決意の書。2021/08/14

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