今度生まれたら

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今度生まれたら

  • 内館 牧子【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2020/12発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065218723
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

70歳になった佐川夏江は、夫の寝顔を見ながらつぶやいた。結婚至上主義時代に生きてきた夏江が、将来をかけて勝ち取った相手だ。夫は退職後、趣味を楽しみ、息子2人も独立した。何の不満もない老後だといえる。だが、自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれでよかったのか。進学は、仕事は、結婚は。あの時、確かに別の道もあった。やり直しのきかない年齢になって、夏江はそれでもやりたいことを始めようとする。

著者等紹介

内館牧子[ウチダテマキコ]
1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「てやんでぇッ!」(1995年文化庁芸術作品賞)、「私の青空」(2000年放送文化基金賞)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)を受賞するなど幅広く活躍し、著書多数。武蔵野美術大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、東北大学相撲部総監督、元横綱審議委員、元東日本大震災復興構想会議委員。2003年、大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

367
以前から気になっていた内館 牧子、初読です。「高齢者」小説は、二回り上の世代の話なので、ピンとこないところもありますが、将来のことも踏まえ、勉強になりました。私の場合、「今度生まれたら、この人とは結婚しないかどうか」については、ノーコメントです(笑)いずれにしても可能な限り長く働き、健康寿命を過ぎたら、あっさりと死にたいと思います。2021/02/27

いつでも母さん

196
内館牧子さん、誰もが一度は思った事を夏江を通して言わせてる。そうそうと頷いたり、そうかなぁと自分の心に問いただしたりして面白く読んだ。『あの時に戻ってやり直す』事を言ってるんじゃない。時間は戻らない。でも、やっぱりどこからでも新しく始めることは出来ると思う。それは覚悟もスピードもかつての自分とは違うことを自覚しているから。時には「今度生まれたら」と妄想するのも楽しいよね。あなたはどう?今の伴侶を選ぶ?違う人生を生きてみない?ただ…夏江の夫のけち臭さは嫌かも私は(笑)2020/12/21

Yunemo

159
「老後」小説ですか。「70」という数字に改めて戸惑う夏江、望み通りの結婚したじゃないですか。でも忖度しながらの人生、そう想ってますよね。たぶんに夫のほうがそれ以上に想っているんじゃないかな、という自身の忖度もあって。一つの躓きが最後の人生を決めてしまうんだ。何だか寂しい想いにもなり。相応の年齢になった時、昔話をしたり,昔を思い出しているときは、必ず生きることに弱気になっているとき。これはね、違うと想いますよ。年齢に関係なくいわゆる若者にも、同じ感情が宿る時があり。どの年代でもご恩返しの気持を持ちたいもの。2021/01/25

とろとろ

155
70歳になった主人公。何の不満もない老後だが、夫の寝顔を見たり、息子たちの暮らし方に触れたり、姉や親戚の子供の考え方を聞かされる度に、ふと、人生の選択はこれでよかったのかと自らに問う。これまでの自分の人生を振り返り、人生の分岐点での選択は本当に正しかったのかどうかを反芻し、反省したり自己満足したり納得したり…。しかし、70にもなって未だに忖度や見栄や出身高校の差別など、まだ、こだわる?。そんな話はもう聞きたくないと思ったよ。しかも、結論有りきの小咄ばかりで途中から読むのが面倒くさくなった。ごめんなさい。2021/06/12

じいじ

155
大いに笑わせてもらった。肩の凝らない、こういう小説を偶には読みたくなります。こちらの70歳の主人公、中々オモロイ女性である。同性からは嫌われそうな気もするが、オトコの急所を上手く突いてくる。計算通りの手練手管で理想の夫を射止めた手腕に拍手したい。亭主操縦法もお見事だ。夫の安物の土産にもケチをつけないのは(腹のうちは別)立派。それにしてもオンナは貪欲である。こんな安定した結婚生活を振り返って「満腹感はあるが、満足感はなかった」と宣う。一気に読み終えて、オレも〈もう少し、人生を愉しもうかな!〉と改めて思った。2021/04/08

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