じんかん

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  • サイズ B6判/ページ数 514p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065192702
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



今村 翔吾[イマムラ ショウゴ]
著・文・その他

内容説明

民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?時は天正五年(一五七七年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かした時に直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。大河ドラマのような重厚さと、胸アツな絆に合戦シーン。ここがエンターテインメントの最前線!

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で2018年、第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に『童の神』と改題)。’19年『八本目の槍』(新潮社)で「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10の第1位に選ばれた。また、同作は’20年、第41回吉川英治文学新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

633
”天下の悪人”と思われていた松永久秀の違った面を、ビビッドに描いてくれた大作だった。信長が狂言回しのような役回りで、筋が展開するのも新鮮だった。松永は「成り上がり」に違いはないが、文字を書くのが上手く三好家の祐筆から出世が始まったり、茶の湯では千利休の”兄弟子”だったり、懐石料理を自ら作って客人をもてなしたり……、なかなかの教養人だったのかも知れない。戦国時代の面白さを十二分に堪能できた。2023/12/07

starbro

619
今村 翔吾、2作目です。松永久秀の物語は、何作か読んだことがありますが、織田信長が、松永久秀の半生を語ると言う構成にまず驚かされました。今まで松永久秀≒極悪非道な梟雄というイメージですが、180°ひっくり返り、正に義の人です。歴史は勝者が著わしているとは言え、どちらが史実に近いのでしょうか?いずれにしても圧倒的な快作、本書で直木賞再ノミネート、受賞もあるかも知れません。織田信長も松永久秀も私も無神論者です(笑)2020/06/15

しんごろ

562
大悪人と言われようが、それは正義なのだ。松永久秀の正義なのだ。だから、大名に登り詰めたのだ。想像の世界なのかもしれないが、今村翔吾が見る松永久秀は、きっとこうなのだ。それを自分も信じたい。まさかの男が松永久秀という男を小姓頭に語る。語る男も革命児なら、松永久秀という男も革命児。義に厚く、強さと優しさとぶれない信条を持ち合わせてるからこそ、ただでさえ目頭が熱くなってるのに、最後のエピソードで更に心打たれ、目頭が熱くなった。大きな夢でも小さな夢でも夢は夢。信条をもって夢に向かって生きるべしと教えられた傑作だ。2020/06/17

海猫

543
松永久秀の生涯を描く長編歴史小説。本の厚みに怯むものがあったが、中身が濃く引き込まれ、ぐいぐいと読めた。各エピソードに響くものがあり、悪人として知られる人物の再解釈として内容は興味深い。それ以上に魅力を感じるのは「人は何のために生まれ、何のために死ぬのか」という問いが通奏低音になっていること。ストーリーラインが面白いのは間違いないが、テーマが作品全体を通してブレず、何か太いものと向き合っているようで感じ入る。ひたすら不条理に抗おうとする人生のありようを読み終えると、「じんかん」というタイトルが沁みてきた。2021/01/21

パトラッシュ

510
夢中になって読んだ。斎藤道三と並ぶ下剋上の王者とされる松永久秀が、これほど魅力的な男に描かれるとは。あやうく人喰いの地獄に堕ちかけた少年が運命の不思議に導かれ、戦国に名を残す武将となるドラマはたまらなく面白い。神仏や旧来の権威を足蹴にした信長が久秀の最大の理解者とは、その生涯のエピソードを思えば納得できる。漫然と生きるのを拒み命を燃やし尽くす久秀に惚れ込んで最後まで忠実に仕える男たちの何と爽やかな姿か。いつか道三のように久秀が大河ドラマの主人公となる日が来るか。その前に次の直木賞は本作で決定と断言したい。2020/07/06

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