講談社文庫<br> 刑事の怒り

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講談社文庫
刑事の怒り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065184035
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

心をえぐられたとしても、彼だけはあきらめない。

刑事・夏目信人シリーズ第四弾。
涙が溢れるだけでは終わらない。

年金不正受給、性犯罪、外国人労働、介護。
社会の歪みが生み出す不平等に、虚しさを抱えつつも懸命に前を向く人々。
非力な彼らを餌食にする犯人を前に、刑事のまなざしが怒りに燃える。
私たちが願うのは、被害者の幸せだけでいいのだろうか。

現代の闇に根差す凄惨な事件。
薬丸岳が「現代」を描くミステリー!

内容説明

スーツケースに入った高齢女性の遺体。隠していたのは娘だった。母の死を届け出なかった本当の理由とは(「黄昏」)。公園のトイレで起きた殺人。容疑者はレイプから身を守ったというが(「生贄」)。犯罪者自身が抱える壊された心、それでも許されない罪の重み。現在をまっすぐ見つめる刑事・夏目の傑作ミステリー。

著者等紹介

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県明石市生まれ。駒澤大学高等学校卒業。2005年、『天使のナイフ』(講談社文庫)で第51回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞、2017年、「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

139
夏目シリーズ4作目。4話で構成された短編集はこのシリーズらしく重めのストーリーばかり。物語は夏目の異動から始まり、新天地で新たな仲間達と共に事件を追うことになっていく。闇を抱えた犯人と真正面から向き合って対峙する姿がこのシリーズの見処とも言えるが、本作のタイトルにもなっている『刑事の怒り』では今までにない程の強い怒りを犯人に対して見せていた。娘と同じ境遇となる人物が被害者になってしまった事による憤り…命を軽んじる犯人に夏目の怒りが頂点に達する。まだまだ続きそうなこのシリーズ、次巻の刊行が楽しみだ。2023/03/29

KAZOO

127
夏目刑事シリーズ4巻目です。短編4作が収められています。遺体遺棄、レイプ、外国人労働者、介護など日常起きてもおかしくない事件とその結末がうまく書かれていました。とくに表題作となっている最後の介護に関わる事件は結構長く、最近の裁判結果などでも実際にあった事件を思い出したりしました。決着の仕方もうまいと感じました。2020/03/25

イアン

119
★★★★★★★☆☆☆日本推理作家協会賞<短編部門>受賞作「黄昏」を収録した夏目シリーズ第4弾。「母親の遺体を隠している」との通報により、死後数年が経過した老女の遺体が発見される。夏目が娘の嘘を見破るきっかけとなった意外なモノとは…(「黄昏」)。錦糸署へ異動となった夏目が関わる4つの事件。年金不正受給・外国人労働・介護など扱うテーマは社会派のそれだが、問題提起というよりそこに携わる人々の葛藤を丁寧に掬い上げている印象を受ける。シリーズの縦軸たる娘・絵美と夏目が気に掛ける少年・裕馬の劇的な展開にも期待したい。2023/09/01

ゆみきーにゃ

106
シリーズ四作目。相変わらず鋭い夏目さん。すべてのお話において問題提起をされているようで読み終わった後色々考えさせられる。最後のお話は後味が悪い。夏目さんが、夏目さん一家が幸せでありますように。2022/07/13

アッシュ姉

97
小説界の好きな男性トップ5に入る夏目さん。会いたかった!大好きな椎名桔平さんを思い浮かべながら読んで幸せ度倍増。会社のある東池袋から地元近くの錦糸町へ異動とは縁を感じずにはいられないわと一人ご満悦。どんな事件にも真摯に向き合い、誰に対しても優しいまなざしを向ける彼にしか見えない景色がある。刑事の怒りには痺れた。やるせない真相が多いなか、夏目刑事の存在が救いと癒しになっており、じんわり温かいものが心に残る。まだまだ続きそうなシリーズで続編を楽しみに待ちたい。2020/06/28

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