出版社内容情報
濱 嘉之[ハマ ヨシユキ]
著・文・その他
内容説明
警視庁公安OBの廣瀬知剛は大病院に常駐し、トラブルの対処を一手に担う「院内刑事」。ある日、製薬会社のMRから、多額の賄賂を受け取っている医師が院内にいると聞く。ジェネリック医薬品の闇を追う廣瀬。すると、病院が北朝鮮からサイバー攻撃を受ける―圧倒的リアリティで贈る、新感覚の刑事小説!
著者等紹介
濱嘉之[ハマヨシユキ]
1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。数多くの人気シリーズを持つ。現在は、危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
26
中国や北朝鮮の介入は、濱さんのお得意ネタだが、病院内が舞台のこのシリーズでも巧みに織り交ぜてくる。有事を想定した危機管理の大切が身に染みて理解できるシリーズでもある。2021/03/25
きさらぎ
22
警察小説と医療小説の融合!どちらも好きだから楽しめた。 病院といってもモンスターペイシェントとか反社会的勢力の人とか、問題のある患者さん(や家族)はいるもので、こういう院内刑事みたいな存在は確かに必要。後半は中国や北朝鮮の話も出てきて一気に話が難しくなった。2023/02/04
Malos
18
警視庁公安OBの廣瀬は、賄賂絡みの医師の情報を聞く。製薬を基とした国家間の競合、金銭の流用を知り、 廣瀬は厚い情報網と人脈で更に調査を進める。現代医療業界の闇に迫る、医療刑事小説。2022/10/26
なみキミ
6
急に難しくなったな。院外薬局だとジェネリック進めてくるけど、医者としては微妙に違うから100%の信頼はしてないってとこか。患者として治ればどちらでも構わんが。2020/05/25
おおっぴら
5
院内刑事新装版シリーズ。相変わらずご活躍の廣瀬さん。古巣から情報をとったり上げたり。各方面から情報を吸い上げ整理し解決へといった動きをする。前にも書いたがいくら優秀だったといってもOBがここまで優遇(というか情報漏洩)されるのってどうなんだろう。2020/04/26