講談社現代新書<br> 心にとって時間とは何か

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講談社現代新書
心にとって時間とは何か

  • 青山 拓央【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 講談社(2019/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065180228
  • NDC分類 112
  • Cコード C0210

出版社内容情報

何が分からないかが分かる――、これは素晴らしい技能と言える。ある学問分野において何が分かっていないのかを正確に説明できるのは、その分野を相当に理解している人だけだ。

本書では、「心にとって時間とは何か」がどれだけ未知であるのかを探る。私の専門は哲学だが、哲学だけでなく科学についても、さまざまな知見を参照していこう。だれにも分かっていないことを謎としてうまく描き出すには、それがどのような知識によって囲まれているかを示さなくてはならない。私たちの知識の地図に、未踏の地の「輪郭」を描き込んでいくわけだ。

あとで改めて言い添えるが、私はこの目的のために、章ごとに違うサブテーマを定めた。〈知覚〉、〈自由〉、〈記憶〉、〈自殺〉、〈SF〉、〈責任〉、〈因果〉、〈不死〉という、各章の章題がそれにあたる。つまり、少なくとも八つの謎が本書には描き出されており、それらの不思議さや面白さ、そして、一つの謎から別の謎への道が見えてくる高揚感とが、私なりの言葉で綴られている。

第一章 〈知覚〉――時間の流れは錯覚か
第二章 〈自由〉――私はいつ決めたのか
第三章 〈記憶〉――過去のデッサンを描くには
第四章 〈自殺〉――死ぬ権利は、権利なのか
第五章 〈SF〉――タイムトラベルは不可能か
第六章 〈責任〉――それは、だれかのせいなのか
第七章 〈因果〉――過去をどこかに繋ぐには
第八章 〈不死〉――死はいつまで続くのか

8つのテーマと謎を手がかりに、「心と時間の不思議」に迫る!

内容説明

自由、自殺、SF、責任、不死…etc.8つのテーマと謎を手がかりに、「心と時間の不思議」に迫る!

目次

第1章 知覚:時間の流れは錯覚か
第2章 自由:私はいつ決めたのか
第3章 記憶:過去のデッサンを描くには
第4章 自殺:死ぬ権利は、権利なのか
第5章 SF:タイムトラベルは不可能か
第6章 責任:それは、だれかのせいなのか
第7章 因果:過去をどこかに繋ぐには
第8章 不死:死はいつまで続くのか

著者等紹介

青山拓央[アオヤマタクオ]
1975年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。博士(哲学)。埼玉県立浦和高校、千葉大学文学部、同大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員、山口大学時間学研究所准教授等を経て現職。2006年、日本科学哲学会石本賞を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

72
難しすぎ  興味深いテーマだし新書だし、と思って手に取ったけど、哲学だった。奥田民生のコンサートを見に行ったら井上陽水が乱入して”荒城の月”を歌って去った、というエピソードが数少ない分かりやすい話。 カケスやボノボにもエピソード様記憶がある、というのは最近他の本でも読んだ2022/09/02

佐島楓

70
第1章から第4章まで、特に第二章の〈自由〉「私はいつ決めたのか」という知覚と実行動の間に何があるかを考察した箇所が興味深かった。人間が説明可能な事象はどこまで存在するのか、ぎりぎりのところまで考え抜く作業は苦しくも楽しい。2019/12/15

へくとぱすかる

66
『タイムマシンの哲学』とアプローチを変えて、自由・自殺・責任等の問題について、時間との関わりを考察。外から中へという方向だと感じた。自由意志の問題は、科学研究の立場と異なり、簡単に決着はつかないと思える。読む前の最大の関心事であった、タイムトラベルについては第5章のみであったが、過去・未来に行くということそのものに疑点があること。ゲーデル宇宙、他のモデルについての考察に興味をひかれる。最後の不死については難解。イーガンの『順列都市』を読んでみたいが、この小説の方がずっと難しかったらどうしよう。2019/12/22

フユコ

65
難しかったなぁ。理髪店の縞模様のポール、延々と上に上がっていくように見える不思議さを再確認。2020/08/25

zag2

42
題の通り、心にとって時間とは何かということを哲学的な視点に加え科学的な側面からも考えている本。…ですが、予想通りこれは難解でした。一日やそこらでとても理解できる代物ではありません。が、興味深いテーマであり、また時間とは何かと哲学的に考えるうえでのヒントになるタネがたくさん書かれていた様に思います。再読したら、もうちょっと分かるかもしれない。2022/03/12

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