内容説明
人生を八十年とし、それを四で割ってみた。四は四季の四である。すると、今年五十のわたしは、秋の真んなかにいる。夫は高校の同窓生。卒業後十数年ぶりに再会し、結婚した。けれどある日、高校時代の友人の口から、かつて好きだった卯月くんの名前が出て―。大人の心に寄り添う、切なく優しい短編集。
著者等紹介
朝倉かすみ[アサクラカスミ]
1960年、北海道生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞、’04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞、’09年『田村はまだか』で第30回吉川英治文学新人賞、’19年『平場の月』で第32回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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