アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ―代表作から知られざる初期作品、習作まで

堺アルフォンス・ミュシャ館【編著】

講談社（2020/01発売）

• サイズ A4判／ページ数 152p／高さ 30cm
• 商品コード 9784065168905
• NDC分類 723.348
• Cコード C0071

出版社内容情報

　アール・ヌーヴォーを代表する画家、ミュシャは日本人好みの作風でいまも高い人気があります。
本書は、没後80周年を機に、世界有数のコレクションを誇る堺 アルフォンス・ミュシャ館の秘蔵の作品を中心とした作品集です。
　ミュシャ作品集はいままでにも多数ありますが、
○堺 アルフォンス・ミュシャ館のみが所蔵する油彩大作「ハーモニー」を掲載
○ポスターから油彩まで、ミュシャの代表作を網羅
○テーマ別にミュシャを解説。ミュシャの理解が深まります
○他の作品集では見ることのできない、ミュシャの初期作品や習作、下絵などを掲載
○完成作品と習作を見比べることができる
○ミュシャ作品約750点を掲載
○初期の傑作童話《白い象の伝説》の挿絵を抄訳とともに紹介
　など、ミュシャファンなら手元に置いておきたい作品集です

内容説明

堺アルフォンス・ミュシャ館の世界に誇るコレクションが１冊に！ミュシャ作品約７５０点を収録！

目次

１　困難を乗り越えて　画業初期のミュシャ作品
２　サラ・ベルナールとの出会い　ポスター黄金期のパリでの活躍
３　アール・ヌーヴォーの華　ミュシャのヴィーナス
４　デザイナーから芸術家へ　チェコへのまなざし
５　祖国チェコでの活躍　スラヴへの想い
堺アルフォンス・ミュシャ館所蔵作品カタログ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[月と星]

★★★★大きいので細部までよく見えます。ポスターの計算された構図の美しさが好き。

2020/08/04

[荒野の狼]

大阪府堺市にある「堺　アルフォンス・ミュシャ館」の収蔵品を中心にミュシャの生涯を5章にわけて解説した図録。作品のカラー写真から構成されるので数時間で読了できる内容。「堺　アルフォンス・ミュシャ館」はベルマージュ堺の3階と4階に展示作品（常設のものと特別展示）しているが、作品解説のパネル説明や無料の音声解説が充実している世界的にも貴重なミュシャの美術館。なかでも本書にも写真ｐ68があるミュシャには珍しい彫刻作品「ラ・ナチュール　La Nature」は必見。

2024/02/17

[kaz]

「堺　アルフォンス・ミュシャ館」のコレクションを中心とした、ミュシャの作品集。「白い象の伝説」の挿絵は間違いなく所見。類書の中には、ミュシャがサラ・ベルナールとの出会いで偶然世に出たような印象を与えるものもあるが、それまでの地道な活動が実を結んだものだということがよくわかる。油彩画は、私の好みではないかな。

2020/07/23

[tban]

ミュシャのすべてがわかります 漠然とミュシャに触れてきた方には、触れなおすのに 最適な本だと思います。図版も豊富で必要に応じて クローズアップされていますし、人物の交遊録や 時代背景にも踏み込んでおり、ミュシャを理解するための ヒントにあふれています。美しくて楽しい本です。

2020/01/29