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出版社内容情報
竹内 淳[タケウチ アツシ]
著・文・その他
内容説明
波を表すのに非常に便利な複素関数は物理学・工学では必須の数学です。16世紀、3次方程式を解く過程で発見された虚数と複素数は代数学を大きく発展させました。複素数は、特に波を表すのに非常に便利で量子力学や電磁気学では大活躍するため、物理学や工学では必須の数学になりました。本書は複素関数の微分から、コーシーの積分定理さらに留数定理までわかりやすく解説します。「代数学の基本定理」も理解できる。
目次
第1章 複素数って何?
第2章 複素数が持つ様々な関係
第3章 複素関数の微分
第4章 複素関数の積分
第5章 留数定理
第6章 留数定理の応用―実積分の計算
第7章 複素関数論の応用―等角写像と調和関数
著者等紹介
竹内淳[タケウチアツシ]
1960年徳島県生まれ。1985年大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了。理学博士。富士通研究所研究員、マックスプランク固体研究所客員研究員などを経て、1997年早稲田大学理工学部(現在は先進理工学部)助教授、2002年より同大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
12
内容は煩雑ですが根気強く追っていけば理解不能ということではありません。複素数の微分がどういうものなのかのイメージがつかめたのは収穫でした。次は解析接続についてより深めたいです。2019/08/03
HANA
7
一番好きな数字である虚数が活躍する複素数。高校数学とかあまり範囲はよくわかっていないけれど分かりやすく書かれている内容。2020/01/14
genuine
3
自分の高校卒業後、数年経ってから高校数学に複素数平面などが復活した。大学でも複素解析の講義は取らなかったのでこの分野の大部分は未知。しかし、公式集に頼らずに逆ラプラス変換が計算できるようになりたかったので勉強し始めた。練習問題が多い他の問題集も買って時々解いているが、本来の目的は未だ達成できていない。2019/10/23
たぬき
3
そういえば大学で数学もやったなぁ2019/08/11
Galileo
2
まずは細かいことは気にせず、通読しました。ていねいな説明なので、なんとなく概略をつかむことができました。何度か読むことで理解も深まっていくと思います。2023/02/25