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出版社内容情報
日本環境化学会[ニホンカンキョウカガクカイ]
著・文・その他/編集
内容説明
かつて社会問題にも発展した化学物質による環境汚染だが、排出規制や環境技術の革新によって問題は解決したように思われていた…。しかし、実際は、ダイオキシンなどの環境ホルモンやマイクロプラスチック、PM2.5、メチル水銀などによる汚染は全世界に広がり、生態系に回復不能なダメージを与えつつある。地球規模で進行する深刻な汚染の実態。
目次
プロローグ 地球をめぐる不都合な物質とは
第1部 人類が作り出した化学物質が地球を覆う(世界に広がるPOPs汚染―海生哺乳動物の化学物質汚染と途上国のダイオキシン汚染;マイクロプラスチック「不都合な運び屋」;水俣病だけではない「世界をめぐる水銀」;古くて新しい不都合な物質「重金属」四大公害病から越境汚染まで;知られざるPM2.5―何が原因?どこからやってくる?)
第2部 不都合な化学物質は、私たちにどのような影響をもたらすのか?(メチル水銀が子どもの発達に与える影響を探る;化学物質が免疫機構に異常を引き起こす―免疫かく乱とアレルギー疾患;毒に強い動物と弱い動物―解毒酵素を介した化学物質との攻防)
エピローグ 化学物質をめぐる対立