- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年(一般)
- > 講談社 アフタヌーンKC
出版社内容情報
珈琲[コーヒー]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
29
「私から見たカボ君ってね・・・本当は強烈に物凄くやりたい事があるけど、それが出せなくて苦しんでる感じがする」。高身長に恵まれ、中学時代はバスケ部だった小谷花木(かぼく)。吃音症に悩み、目立たず逆らわず生きてきた彼は、他人の目を気にせず自分の踊りを独学でやり続ける湾田光莉(ひかり)のダンスに目を奪われる。彼女の姿を追うままにダンス部に入部した彼は、それまでとは違う踊りでの体を使った表現に魅せられていく。「のぼる小寺さん」「しったかブリリア」に続く作者の新作は、ダンス+部活物。面白いよ!(以下コメ欄に余談)。2019/05/31
歩月るな
27
文句ない超傑作。漫画表現として出色の、誰一人として用意された台詞を話していないかのような、生きた空気感が、律動する張り詰めたダンス表現と調和し鋭くも心に寄り添う優しさを生み出す。吃音をスクラッチのようなものとして個性とする安心感、田舎の閉塞感もありながらそれを意識させない人間関係。個人的な感情が思い切り乗っかってしまってべた褒めなのだが、会話一つとってみても、漫画ならではの表現が随所に見られ、言葉の要らない世界としてのダンスのもう一つの側面も効果的に響かせている。きっとダンスやりたくなってくるじゃないか。2021/10/14
けい
13
ダンス好きにはたまらん。表紙に一目惚れ2023/02/23
じお
13
★★★★☆ 吃音症の高校生・小谷は偶然同級生の湾田のダンスを見て自分もやってみたいと思うようになる、青春ダンスストーリー第1巻。王道的なつくりで中々面白い、いわゆるスポ根王道のノリだが、題材がダンスというのはほぼ見ないので新鮮で面白い。吃音を抱え自分を出せずにいる主人公がダンスという表現を得て、徐々に才能を開花させていくという流れもキレイだし楽しい。絵柄も雰囲気があって割と好き。友達も最初アレだと思ったが普通にいいヤツなところも読後感良し。2020/11/21
緋莢
12
(言葉がなくても伝わってくる なんかすごく自由だ)学校で一人、ダンスを踊る女子に目を奪われる小谷花木。合同授業で、その女子と席が隣になり、湾田光莉という名前だと知る。中学の体育の授業のダンスで、皆が自分の動きに笑っているような気がして以来、ダンスを見てると恥ずかしくなってしまう花木だったが、光莉との出会いがきっかけで、ダンス部に入る事になり…「好きだから」、「喋らなくていい」、「自由になれる感じがする」光莉がダンスをする理由を聞いた花木は、自身が吃音という事も加わり、ダンスに興味を持ちます(続く 2023/05/14