出版社内容情報
この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる――。大藪賞作家が描く圧倒的犯罪小説!救えるだろうか。
僕を殺人犯だと知っている君を。
この街には複数の殺人者がいる。
彼らが出会うとき、法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる――
現代社会の「裏」を見抜く圧倒的犯罪小説!
この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。
また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。
およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。
イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、他の先進国と比べて日本のこの数値は異様に低い。
つまり、多くの「死」が見逃されている可能性がある――。
殺人を犯しながら、誰にも知られず、日常生活を続けている者たちがいる。
街に潜む彼らは、何を思い、何を望むのか。そして、殺人者たちが望まぬ出会いを果したとき……。
これは、現実の日本で起こっているかもしれない、知ってはならない物語。
長浦 京[ナガウラ キョウ]
著・文・その他
内容説明
この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる―現代社会の「裏」を見抜く圧倒的犯罪小説!
著者等紹介
長浦京[ナガウラキョウ]
1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業後、出版社勤務を経て放送作家に。その後、難病指定の病にかかり闘病生活に入る。2011年、退院後に初めて書き上げた『赤刃』で第6回小説現代長編新人賞を受賞。2017年、デビュー2作目となる『リボルバー・リリー』で第19回大藪春彦賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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