星海社新書<br> 文系と理系はなぜ分かれたのか

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星海社新書
文系と理系はなぜ分かれたのか

  • 隠岐 さや香【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 星海社(2018/08発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065123843
  • NDC分類 002
  • Cコード C0236

出版社内容情報

文系対理系。いつまで経っても終わらない不毛な対立に今、歴史のメスが振り下ろされる。サントリー学芸賞受賞の俊英、待望の初新書。永遠の「文系・理系」論争、ついに現れた基本書にして決定版!
「文系」と「理系」という学問上の区分けは、進路選択や就職など私たちの人生を大きく左右するのみならず、産業や国家のあり方とも密接に関わる枢要なものです。ところが現実には、印象論にすぎないレッテル貼りが横行し、議論の妨げになるばかり。そこで本書では、そもそも文系と理系というカテゴリーがいつどのようにして生まれたのか、西欧における近代諸学問の成立や、日本の近代化の過程にまで遡って確かめるところから始めます。その上で、受験や就活、ジェンダー、研究の学際化といったアクチュアルな問題に深く分け入っていくことを目論みます。さあ、本書から、文系・理系をめぐる議論を一段上へと進めましょう。
*以下、本書目次より抜粋
第1章 文系と理系はいつどのように分かれたか? ??欧米諸国の場合
第2章 日本の近代化と文系・理系
第3章 産業界と文系・理系
第4章 ジェンダーと文系・理系
第5章 研究の「学際化」と文系・理系




隠岐 さや香[オキ サヤカ]
著・文・その他

内容説明

本書では、そもそも文系と理系というカテゴリーがいつどのようにして生まれたのか、西欧における近代諸学問の成立や、日本の近代化の過程にまで遡って確かめるところから始めます。その上で、受験や就活、ジェンダー、研究の学際化といったアクチュアルな問題に深く分け入っていくことを目論みます。さあ、本書から、文系・理系をめぐる議論を一段上へと進めましょう。

目次

第1章 文系と理系はいつどのように分かれたか?―欧米諸国の場合(中世の大学と学問観;「理系」の黎明期とアカデミーの誕生、そして衰退(一七~一八世紀末) ほか)
第2章 日本の近代化と文系・理系(東アジアにおける学問体系―「道」と「学」・「術」;「蘭学」の経験と江戸時代日本 ほか)
第3章 産業界と文系・理系(文理選択と新卒学生の就活;文系学部の大学教育は就活で評価されない? ほか)
第4章 ジェンダーと文系・理系(日本は進路選択の男女差が大きい国である;分野適性と性差、困難な問い ほか)
第5章 研究の「学際化」と文系・理系(文系・理系の区別は消えていくのか?;学際化と教育―文系・理系を区別した教育は古い? ほか)

著者等紹介

隠岐さや香[オキサヤカ]
科学史家。東京都出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、名古屋大学大学院経済学研究科教授。単著『科学アカデミーと「有用な科学」―フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会、2011年)は、科学史・社会史・思想史を横断する力作として第33回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞するなど高く評価された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

116
2019/2/7 Amazonより届く。 2019/2/27〜3/2 アフターシックスジャンクションで紹介された本。 良く言われる文系理系問題を歴史から深く掘り下げた本。いやいや面白い。ただ、一点、理系の人間から言わせてもらえば、「儲かる理系」と書かれていたが、それは企業レベルでの話かと。高校生の頃から文系志望の同級生より多くの教科の勉強をし、大学でも文系よりは多くの時間を費やして実験実習に励み、大学院に行っても、文系就職をした人に給料は敵わないのが現実。理系はツライよ、である。2019/03/02

R

56
タイトルの通りなんだけども、文系と理系とはそもそもなんなのか、文化史や歴史めいた紐解き方が面白い本でした。洋の東西によっても、学問のジャンルわけというのは異なるもので、それらが入り乱れて、実学や虚学なんていう論争まで巻き込みつつ今にいたる状況が解説される。今は理系とそれ以外みたいな分け方でもあるようで、そのうちこれもまた再編成されていくのでしょう。面白いのは、女性が理系苦手というのは、そういう社会空気が誘った結果であるというところでした。文理に性差はないのだ。2019/04/10

おつまみ

49
文系と理系を歴史と数字を使って説明しているのが興味深かった。高校生の時に選択したことが、人生を変えてしまう。2019/08/17

わたなべ

34
学問の歴史に関する長い旅をしている感覚だった。新書だが内容が濃い。決して読みやすくはない。情報量が膨大で、章末の参考文献の量に驚く。西洋化する前の日本や中国の学問体系及び西洋から受けた影響などが事細かに書かれている。ただ、悪く言えばまとまりがないので、章や節のサブタイトルを意識して読まないと、「あれ?何の話をしていたんだっけ?」という風になりやすい。ちなみに、タイトルに関する記述は主に2章。タイトルがこれなのはマーケット事情なのだろうが、「科学史 -学問の分類の経緯と現代の課題-」くらいが妥当ではないか。2019/03/29

Fondsaule

32
★★★★☆ どうして文系・理系に分かれているのか。 歴史からしっかり教えてもらえる。 この様に分かれているのは日本だけなのか? そういった疑問にも答えてくれる。 研究の学際化が言われて久しいが、やはり、それだけでは解決しないということもよく分かった。2019/06/02

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