ブルーバックス<br> 世界を救った日本の薬―画期的新薬はいかにして生まれたのか?

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ブルーバックス
世界を救った日本の薬―画期的新薬はいかにして生まれたのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020500
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C0247

出版社内容情報

3億人を失明から救った大村智、『オプジーボ』でがん治療に革命を起こした本庶佑ほか、世界を救った新薬を発明した研究者の物語21世紀に入り、日本初の画期的新薬が続々と登場している。こうした新薬の開発に日本人科学者や日本企業が重要な役割を果たしている。免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」を開発した本庶佑・京大教授や、肺がん治療の「魔法の弾丸」といわれる分子標的薬「ザーコリ」の開発に貢献した間野博行・国立がんセンター理事などを取材し、新薬開発の舞台裏を詳細にレポートする。製薬業界や薬学部学生必読の一冊

第1章 画期的新薬を創った日本人科学者たち
第2章 世界を救った薬
・イベルメクチン
 3億人を失明から救った画期的新薬でノーベル賞(大村智)
・ファビピラビル
 新型インフルエンザとエボラ対策の「切り札」を開発(白木公康)
第3章 がんを薬で治す時代に
・ニボルマブ
 免疫治療に革命を生む免疫チェックポイント阻害薬(本庶 佑)
・クリゾチニブ
 肺がん治療の「魔法の弾丸」となる分子標的治療薬(間野 博行)
・トラメチニブ
 世界唯一のスクリーニング法で開発したMEK阻害薬(酒井 敏行)
・モガムリズマブ
 難病「成人T細胞白血病」の光明となる抗体医薬(上田 龍三)
第4章 生活習慣病を抑え込め
・カナグリフロジン
 腎臓を標的にした全く新しい糖尿病治療薬(野村 純宏)
・ジルチアゼム塩酸塩
 日本発ブロックバスターの先駆け(長尾 拓)
・カンデサルタンシレキセチル
 米国大手との熾烈な競争で誕生したヒット商品(仲 建彦)
第5章 ペプチド・ハンティングから薬へ
・ボセンタン スボレキサント
 ペプチド探索で創薬につながる新規物質を発見(柳沢 正史)
第6章 中枢神経に働きかける
・アリピプラゾール
 研究打ち切りの危機を乗り切り、全米処方薬トップ10に(大城 靖男・菊地 哲朗)
・ナルフラフィン塩酸塩
 夢の鎮痛薬の臨床試験失敗から誕生した痒み止め(長瀬 博)
第7章 難病もよくある病気も
・フィンゴリモド塩酸塩
 生薬「冬虫夏草」の成分を用いた多発性硬化症治療薬(藤多哲朗)
・タムスロシン塩酸塩
 産学連携が生んだ前立腺肥大症治療を変えた新薬(竹中登一)

第1章 画期的新薬を創った日本人科学者たち
第2章 世界を救った薬
・イベルメクチン 3億人を失明から救った画期的新薬でノーベル賞(大村智)
・ファビピラビル 新型インフルエンザとエボラ対策の「切り札」を開発(白木公康)
第3章 がんを薬で治す時代に
・ニボルマブ 免疫治療に革命を生む免疫チェックポイント阻害薬(本庶 佑)
・クリゾチニブ 肺がん治療の「魔法の弾丸」となる分子標的治療薬(間野 博行)
・トラメチニブ 世界唯一のスクリーニング法で開発したMEK阻害薬(酒井 敏行)
・モガムリズマブ 難病「成人T細胞白血病」の光明となる抗体医薬(上田 龍三)
第4章 生活習慣病を抑え込め
・カナグリフロジン 腎臓を標的にした全く新しい糖尿病治療薬(野村 純宏)
・ジルチアゼム塩酸塩 日本発ブロックバスターの先駆け(長尾 拓)
・カンデサルタンシレキセチル 米国大手との熾烈な競争で誕生したヒット商品(仲 建彦)
第5章 ペプチド・ハンティングから薬へ
・ボセンタン スボレキサント ペプチド探索で創薬につながる新規物質を発見(柳沢 正史)
第6章 中枢神経に働きかける
・アリピプラゾール 研究打ち切りの危機を乗り切り、全米処方薬トップ10に(大城 靖男・菊地 哲朗)
・ナルフラフィン塩酸塩 夢の鎮痛薬の臨床試験失敗から誕生した痒み止め(長瀬 博
第7章 難病もよくある病気も
・フィンゴリモド塩酸塩 生薬「冬虫夏草」の成分を用いた多発性硬化症治療薬(藤多哲朗)
・タムスロシン塩酸塩 産学連携が生んだ前立腺肥大症治療を変えた新薬(竹中登一)









塚崎 朝子[ツカサキ アサコ]
著・文・その他

内容説明

がん治療に革命をもたらす「免疫チェックポイント阻害薬」、新型インフルエンザやエボラ出血熱に対抗できる抗ウイルス薬、がん治療の“魔法の弾丸”ともいえる分子標的治療薬など日本人研究者が関与した「画期的新薬」が続々と誕生している。彼らはなぜ偉業を成すことができたのか。地を這うような苦闘の末に舞い降りた幸運の物語。

目次

第1章 画期的新薬を創った日本人科学者たち
第2章 世界を救った薬
第3章 がんを薬で治す時代に
第4章 生活習慣病を抑え込め
第5章 ペプチド・ハンティングから薬へ
第6章 中枢神経に働きかける
第7章 難病もよくある病気も

著者等紹介

塚〓朝子[ツカサキアサコ]
ジャーナリスト。読売新聞記者を経て、医学・医療、科学・技術分野を中心に執筆多数。国際基督教大学教養学部理学科卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修士課程修了。専門は医療政策学、医療管理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

77
先進国にはどの国にも新薬を作り出せる製薬会社が1つや2つ必ずあると思っている人が多いのではないでしょうか。世界で通用する新薬開発能力のある国は実は6ヵ国しかありません。アメリカ(ここが断とつ)、スイス、日本、イギリス、ドイツ、フランスだけです。日本で生まれた新薬といえばノーベル賞を受賞した本庶先生のオプジーボが有名です。その作用機序は癌免疫のブレーキをはずすことにあります。免疫受容体、ITIM、ITSMのチロシン残基がリン酸化され誘導された酵素がT細胞の活性を抑制します。これを阻害すればいいわけです。2021/02/08

アキ

31
イベルメクチンもニボルマブも日本で発見し創薬し世界に認められノーベル賞を獲った。他にも華岡青洲の世界初の麻酔薬や麻黄からエフェドリン、副腎の抽出からアドレナリン、北里柴三郎の抗毒素、インフルエンザ治療薬のリレンザ・タミフルなどなど。そもそも世界で創薬ができる国はアメリカ、イギリス、フランス、スイス、ドイツそして日本の6か国だけ。でも日本に製薬会社が30社あるのに世界では20社のみ。国際競争力を上げるために5社位にすべきとは本庶氏の提言。個人的には「冬虫夏草」から免疫抑制剤を作った藤多氏の人生が印象に残る。2018/10/04

k sato

25
2万分の1の確率に挑んだ日本人の創薬研究14選(´▽`)2015年大村智氏の『イベルメクチン』、2018年本庶佑氏の『オプジーボ』は日本発の画期的医薬品を開発したとしてノーベル医学・生理学賞を受賞した。その医薬品の開発を支えたのは、地道な化合物探索・スクリーニングであった。その数2万~3万。膨大な時間、費用、労働力が必要とされた。大村氏の『イベルメクチン』開発は、ゴルフ場から発見された土壌菌が新薬誕生のきっかけになった。創薬は一生涯に一つ発見できるかどうかの世界。不退転の決意がなければ成し遂げられない。2023/10/03

zoe

16
日本代表の事をサムライと呼んだりします。日本発の新薬を作り、世界に伍する研究者たちをそう呼んだ企画をまとめたもの(サムライたちのクスリ)です(2018)。新薬を出せる科学技術力がある国はあまりなく(出さないだけで、間違った使い方をしている国はあるかもしれませんが)日本は数少ない国の一つです。新薬を見出した科学者の方々に、どうしてこのような成果を発揮できたのか、ということを何とか聞き出そうとしています。後書にセレンディピティーが裏テーマだったと著者が記載していますが、薬だけの課題でないように思います。2023/07/02

てつJapan

15
【〇】・ これでもかと出てくる化学式は理解できなかったが、新薬を作り出した方々の熱い思いはこの本から伝わりました。 ・ 超ハイテクな創薬に身を置いている方から出た「創薬は機械に頼らず丹念なデータの読み取り」、「ハイテクや人手がなくても感性・努力・ひらめきで道は開ける。」といった言葉は励みになりました。2018/11/23

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