ブルーバックス<br> 時間とはなんだろう―最新物理学で探る「時」の正体

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ブルーバックス
時間とはなんだろう―最新物理学で探る「時」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020319
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0242

出版社内容情報



松浦 壮[マツウラ ソウ]
著・文・その他

内容説明

誰にでも同じように流れて、逆回しにできないもの―普段思い描く時間の姿は、実はごく限られた一面。最先端の物理学では、時間は、“空間・物質・力を含む巨大な構造の一部”と考えられはじめています。ニュートン力学、カオス、特殊相対性理論、一般相対性理論、電磁気学、場の量子論、超弦理論…物理学の歴史を辿っていくと、美しく壮大な、時間の真の姿が見えてくる!

目次

第1章 時を数えるということ
第2章 古典的時間観―ガリレオとニュートンが生み出したもの
第3章 時間の方向を決めるもの―「時間の矢」の問題
第4章 光が導く新しい時間観の夜明け―特殊相対性理論
第5章 揺れ動く時空と重力の正体―一般相対性理論
第6章 時空を満たす「場」の働き―マクスウェルの理論と量子としての光
第7章 ミクロ世界の力と物質―全ては量子場でできている
第8章 量子重力という名の大統一―時間とはなんだろう?

著者等紹介

松浦壮[マツウラソウ]
1974年生まれ。1998年、京都大学理学部卒業。2003年、京都大学大学院で博士号(理学)を取得。その後、素粒子物理学者として日本、デンマーク、ポーランドの研究機関を渡り歩き、2009年、慶應義塾大学商学部勤務、2016年から同大学教授。研究テーマは、超弦理論と数値シミュレーションによる超対称ゲージ理論の解析。研究の傍ら、自然科学を専門にしない学生を対象に物理学の講義をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

163
人間に流れる時間を物理学で紐解きながら物理学史を俯瞰する良本。特に時空と量子論の説明が見事だった。人間は周期性のある運動を時間と定義し、その周期性は絶対時間に基づくガリレオ・ニュートン力学で記述された。ただし光の運動は例外。特殊相対理論により光速度不変の原理が、距離と変換可能な相対時間と時空を定義する。次に重力。慣性力の時空と加速度による歪んだ時空が存在し時間の進み方のズレる。量子論では、量子とは内部空間に定常波を包括したもの、と考え、波の側面から説明してある点が面白い。最後の量子重力と計量は難しかった。2019/12/01

とも

117
前半は何とかついていけたが、目で見えない世界になってくるとなかなか理解できない。 何となく面白い、こんな感じなのかなぁという雰囲気を感じることができて満足した。 少しずつ、物の理を学んで行きたい。2021/10/05

おたま

58
「時間」にはずっと興味がある。時間は考えれば考えるほど不思議なもの。この本は物理学の歴史から、最前線の研究も取り込んで、「時間とは何か?」に答えようとしている。しかも、文系にも分かるように数式はほぼ無い。たぶん物理学者達が行ったであろう様々な思考実験を分かりやすく紹介している。時間は、物の運動(変化)であり、周期的に振動するものでそれを計ることができる。4次元の時空という考えはよく分かる。なんとか特殊・一般相対性理論までは分かるのだけれど、「場の量子論」とか「超弦理論」とかはまだ理解はできていない。2021/05/22

活字の旅遊人

48
時間は、物体の周期運動で測る。その物体が運動するためにかかる力にはどんなものがある?物体と力の関係は?そもそも力って何?運動を観察するとは?という感じで優しく語りかけてくれる本。商学部所属で、いわゆる文系学生に教えている先生だけあって、分からない人のツボを押さえているように思った。直接伝えたいことではないのだろうが、ようやく「ひも理論」のイメージが持てた。そしてやはり理論物理学は哲学だな、との思いを強く持つ。だから意外と文系頭にも面白いよね。あとこういう本は間を空けてはいけない。一気読みする覚悟も必要。2021/04/27

つきかげ🌙

44
科学の専門書を読むのは、距離のわからないプールを潜水で泳ぐようなものだ。読んでいる途中で息が切れてしまえば途中で読むのをやめなくちゃいけないし、下手をすると溺れてしまう。本書は「時間」を題材に現代物理学の先端まで紹介されている。前提となる知識が書かれていないが、理系の大学の初年程度の科学を知っておいたほうが理解しやすいと思う。残念なのは「時間」の話が直接出てくるのが特殊相対性理論の説明あたりまでであり、残りは「時空」にかかる力という論点で語られ「時間」の話がおきざりにされていた。とはいえ本書は良書だ。2018/01/12

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