ブルーバックス<br> 生物はウイルスが進化させた―巨大ウイルスが語る新たな生命像

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ブルーバックス
生物はウイルスが進化させた―巨大ウイルスが語る新たな生命像

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065020104
  • NDC分類 465.8
  • Cコード C0245

出版社内容情報

生命観が変わる! 進化とは何か? ウイルスはそれにどう関わったのか? 常識が覆る快感を味わう、極上の生命科学ミステリー。生命への見方ががらりと変わる!

進化とは何か?
ウイルスはそれにどう関わったか?
そして生命とは?
「常識が覆る快感」を味わう、極上の生命科学ミステリー。


巨大ウイルスが引き起こす「コペルニクス的転回」!

数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。

ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?

そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?

日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。

はじめに 巨大ウイルスが問いかける「謎」

第1章 巨大ウイルスのファミリーヒストリー
    ――彼らはどこから来たのか

第2章 巨大ウイルスが作る「根城」
    ――彼らは細胞の中で何をしているのか

第3章 不完全なウイルスたち
    ――生物から遠ざかるのか、近づくのか

第4章 ゆらぐ生命観
    ――ウイルスが私たちを生み出し、進化させてきた!?

武村 政春[タケムラ マサハル]
武村政春(たけむら・まさはる)
一九六九年、三重県津市生まれ。一九九八年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、現在、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に『DNA複製の謎に迫る』『生命のセントラルドグマ』『たんぱく質入門』『新しいウイルス入門』『巨大ウイルスと第4のドメイン』(いずれも講談社ブルーバックス)のほか、『レプリカ?文化と進化の複製博物館』(工作舎)、『DNAの複製と変容』(新思索社)、『ベーシック生物学』(裳華房)、『マンガでわかる生化学』(オーム社)など多数。趣味は書物の蒐集、読書、ピアノ、落語、妖怪など。

内容説明

数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの“共通祖先”に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。

目次

第1章 巨大ウイルスのファミリーヒストリー―彼らはどこから来たのか(見えていなかったもの;ミミウイルス;壷型巨大ウイルスの衝撃;「出身地」明記された巨大ウイルス;巨大さんと、その謎)
第2章 巨大ウイルスが作る「根城」―彼らは細胞の中で何をしているのか(ウイルスは何をしている?;ウイルス工場の多彩な姿;ミミウイルスが作り出す「宝石」)
第3章 不完全なウイルスたち―生物から遠ざかるのか、近づくのか(「区画」とリボソーム;リボソームRNAと翻訳システム;「不完全」なウイルスたち;「共通祖先」を追え!;リボソームは水平移動の夢を見るか)
第4章 ゆらぐ生命観―ウイルスが私たちを生み出し、進化させてきた!?(細胞核はウイルスが作った!?;「区画化」する意味;ウイルスとは何か;ウイルスの本体とは!?そして生命とは?)

著者等紹介

武村政春[タケムラマサハル]
1969年、三重県津市生まれ。1998年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mitei

305
生物学について詳しくないけど、ウイルスが生物の進化に影響してる可能性についてなんとなく解ったけど、基礎知識いるなぁと思った。2017/06/23

gonta19

124
2017/6/10 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2018/10/1〜10/5 ミミウイルスという巨大ウイルスが見つかった、という話は知っていたが、その学術的意義についてはあまり知らなかった。この本はそのあたりと生命の進化に関して書かれており、凄く面白かった。良い本でした。2018/10/05

やいっち

76
再読である。著者の主張(仮説)は、第四章で示されている。  以下は、ネット上で見出した本書からの引用: 「ウイルスが作り出すウイルス工場が、私たち真核生物の『細胞核』を作り出したとなると、ウイルスの生物界における重要性は俄然、その意味を増してくる。一方で、そもそも最近の研究によって、ウイルスが私たち生物の進化にきわめて重要な役割をはたしていることが明らかになってきてもいるのだ」2020/05/18

どんぐり

64
ウイルス粒子の直径が750~800ナノメートルのミミウイルス。1992年にアカントアメーバからこのウイルスが発見されるまでは、ポックスウイルスの300ナノメートルがウイルスの最大であった。以降、直径1マイクロメートルのパンドラウイルス、シベリアの永久凍土からピソウイルスが発見されるなど、次々と巨大ウイルスの報告がされている。巨大ウイルスの発見は、これまでのウイルスに新たな考え方をもたらすものだった。ゲノムサイズが一部の生物より大きいウイルスがあること、tRNAなど翻訳システムの一部が存在するウイルスもいる2017/07/05

たまきら

47
ウィルスが胎盤の仕組みを作ったーその説が一般的にも認められるようになって少し経ちますが、この本では巨大ウィルスの研究者が、ウィルスについて調べているうちに気づいたことをもとにしてたてた大胆な仮説で幕を閉じます。その説明の流れがスムーズで、興奮しました。ともに進化してきたウィルスと生物。その複雑な関係をもっともっと知りたいーさらなる研究を期待します。2022/12/17

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