モーニングKC<br> いちえふ福島第一原子力発電所労働記 〈2〉

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モーニングKC
いちえふ福島第一原子力発電所労働記 〈2〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 186p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784063883961
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

福島第一原発作業員が描く大反響の原発ルポ漫画、最新刊。2014年も作業員として働いてきた彼がその目で見てきた「福島の現在」。

2012年秋、竜田は6次下請け企業からの脱出を図り、念願の建屋内作業の職に就く。2012年末、一旦首都圏に戻り覆面漫画家としての活動を始めた竜田だったが、実は彼は2014年夏、ふたたび作業員として1Fで働いていた。作者が見てきた「福島の現実」に賞賛、反響続々!! NHK「クローズアップ現代」や朝日新聞「プロメテウスの罠」などで特集され、今も世界中から取材依頼が殺到する話題作、待望の最新刊です!

【著者紹介】
大学卒業後、職を転々とし、東日本大震災後、福島第一原子力発電所の作業員となる。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

224
基本的には一巻からの続編だが、著者がメディアから取材を受けたことや、都市伝説の検証をしていたりするので面白く読めた。こういう所での溶接作業とかは熟練の作業者がいなくなると今後の継承が難しくなるなぁと思った。2015/03/07

yoshida

82
読んだ本登録250冊目。福島第一原発廃炉作業のルポ漫画。1巻は実家にあり帰省したら登録します。福島県で生まれ、大学は県外、福島県の会社で私は働いています。2011年3月11日以降、変わってしまった福島県で私は生きている。綱渡りの廃炉作業。地震があると原発のある浜通りでは無い事を祈る私がいる。風評被害で観光産業も打撃を受ける。福島県内でも残る風評意識。原発事故は収束などしていない。忘れ去られていく原発事故へ世間の関心を戻すためにも、この漫画には価値がある。東京電力の社員はいま何を思うのだろう。2015/02/26

北杜夫そっくりおじさん・寺

72
福島第一原子力発電所作業ルポ漫画。この2巻で著者は、劣悪な住環境から抜ける為に新しい住家を探す。当時の福島ゆえの問題、一般の我々の放射能に対する無知ゆえの問題があり難航するが、地元の同僚の美人妻の義侠心で見つかる。御馳走して貰ったチェーン店のトンカツを「俺は今でもこの時のとんかつがこれまでで一番旨いとんかつだったと思う」と書く。好きなシーンだ。著者はさらに高い線量の現場を目指す。下請の複雑な事情。作業員の境遇や福島の現状に纏わる話が多かった。おじさんばかり出る漫画ながら面白い。3巻が楽しみだ。2015/06/26

AKIKO-WILL

67
2012年に働いた著者がまた2014年にも再び働きに行ったのがこの2巻で知りました。廃炉に向けて、少しづつだけど進んでいるのがこの本読んで分かりました。最初の1〜2年はテレビやメディアで知りましたが、3年も経つと全く事情が分からないだけにこの漫画は貴重ですね。2015/08/14

やな

56
この巻は裏話的なものもあり興味深く読んだ。2015/03/15

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