KCデラックス イブニング<br> レッド 〈6〉 - 1969~1972

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KCデラックス イブニング
レッド 〈6〉 - 1969~1972

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  • サイズ コミック判/ページ数 180p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784063761740
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

赤色軍と革命者連盟。両組織が連合して作った軍事組織『赤色連盟』の共同軍事訓練が開始。しかし両派の主導権争いは過激さを増す!

この物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ベトナム戦争や公害問題など高度成長の歪みを背景に、当たり前のように学生運動に参加していった普通の若者たちが、やがて矛盾に満ちた国家体制を打倒するという革命運動に身を投じていく様と、その行き着く先をクールに描き出す、若き革命家たちの青春群像劇である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アズル

14
ブスの赤城と美人の天城の対立。でも、赤城って結構「いい上司」という感じがします。北のように上から押さえつけて、すぐに「総括しろ!」と言うような上司って、嫌だなぁ。しかも弁が立つから、横槍を入れる隙がない…。宮浦と白根のかわいさが清涼剤です。2017/06/10

ぐうぐう

8
両派の批判合戦は、自派の正当性を堅持するために、やがて個人の資質を疑う問題へとすり替えられ、最終的にはその個人を人身御供として提供することで自派を守る流れを生み出していく。自己批判という答えのない問いを突きつけ、粛清が革命を成し遂げるための正義として堂々と行われる。この歪な装置は、やがて誰が人身御供とされてもおかしくない状況を作り出す。山本直樹は、連赤メンバーのそれぞれの手記を、実に巧みに融合させ、心理劇さながらに、革命という名の生き残りゲームを淡々と描いている。2012/02/27

かふ

7
このあたりでますますやばくなってきたのは、赤色軍派と革命者連盟が合同訓練になって、すでに赤城さんがリーダーの革命者連盟はリンチ殺人事件を起こしていた。それを北がリーダーの赤色軍はどことなく緩みきっている感じの仲間ばかりで引き締めにかかる。その中でターゲットにされてしまうのが髪を伸ばしてパーマをかけ化粧している天城さんなのだ。赤城さんと天城さんはライバル関係みたいな。他の仲間は若い子が多いので締めなければと思ってしまったのだろうか?2017/11/11

むーむーさん

6
整理したら出てきたので1巻から一気読み。この巻までしか持ってないがここから更に凄惨になっていくんだろうな。2015/08/27

32wakame

3
巻末の架空対談の中で、「善意の塊」とある。総括という名のリンチが行われたことについて、はじめて、腑に落ちた気がする。2017/09/03

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