出版社内容情報
第二次世界大戦中のドイツ。ナチスのヒットラー総統の命により、日本人の朝雲（あさぐも）博士は「ビッグＸ計画」を推進していた。不死身の兵士を生み出す計画の軍事利用を恐れた彼は、息子へその秘密を託し絶命する。そして２０年後、動き出した秘密結社ナチス同盟に対し、朝雲博士の孫・昭（あきら）はビッグＸの力で戦いを挑む！ ＜手塚治虫漫画全集収録巻数＞手塚治虫漫画全集ＭＴ２４３～２４４『ビッグＸ』第１～２巻収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた
11
第二次世界大戦のために開発された秘密兵器”ビッグＸ”。これを体内に取り入れると体が巨大化し、強靭な肉体を得ることができる。この無敵兵器をめぐる騒動が繰り広げられる。一難さってまた一難とテンポ良く読み進められる。2015/05/18
内島菫
10
薬品を注射することで一定の時間巨人化する、ナチス絡み、巨人化する力など無い方が良いという考え、動物との関わり、完全な敵と言いきれない人物が登場するといった点（巨人化以外は手塚の他の作品にも見られるものだが）が「進撃の巨人」と共通していた。主人公・昭が巨人化したビッグＸに対抗するために、敵が巨大ロボットを差し向けるところに、巨人と巨大ロボットの相似性を感じる。巨大ロボット又は巨人に知性を持たせるためには、そこに等身大の人間が搭乗する必要がある。が、本作のビッグＸは人間がそのまま巨大化しているため、2024/04/18
ホームズ
4
設定自体は面白かったんですがナチス党との戦いばかりではなくもう少し短編で簡単にした方が良かったのでは・・・。ビッグＸの薬が奪われて取り返して反撃というパターンが続き過ぎて（笑）ちょっとおしい感じのする作品でした（笑）2011/02/12
