感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
60
ロレンツォ・ディ・メディチが病気だと聞いたチェーザレは、その息子ジョバンニとの距離を縮める。自分の発案で出資までした工場を、ジョバンニの手柄とし、自分は目立つことがないようにした。メディチのスパイのような存在として、マキャベッリが登場。2014/12/28
mocha
50
次期教皇選を睨んで布石を打つチェーザレ。大学ではフランス団との確執が深まる。ニコロ・マキャベリも登場。2021/01/19
星落秋風五丈原
47
チェーザレ不在の間にフランス団のアンリがミケロットに因縁をつける。そこへ例によってアンジェロがフィレンツェの共和制を持ち出し追いかけられる破目に。ピサ大学はまるで国際社会の箱庭のようだ。アンリはイスラムによる侵略と捉えチェーザレは「どこの国のものであろうと優れたものは取り入れる」=融合であると主張。本編では『君主論』の著者マキャベリが登場。サマセット・モームの小説『昔も今も』ではチェーザレの圧倒的勝利に終わるが本編では対立関係になく、むしろロレンツォの密偵であるマキャベリとは共闘関係にある。2018/12/24
exsoy
40
闘牛シーンは最高のスペクタクル!華麗!素敵!おーれい!2013/01/12
ベル@bell-zou
38
【再読】“人種が違おうが信仰が違おうが優れたものは優れているのだ 学んで何が悪い”。闘牛士チェーザレ、格好良すぎ。次期教皇選挙を見据えての策略もゲームを楽しむかのよう。正体を明かすマキャヴェッリ。〈メモ〉①庶子〜婚外子のこと。キリスト教世界では不義の子とされ人間として認められない存在。②レコンキスタ〜イベリア半島におけるスペイン・キリスト教国によるイスラム教国に対する戦争。2019/06/30