内容説明
都市から地方へ、物質的豊かさから精神的充足へ―齢47にして、ライフスタイルを180度激変させた漫画家の驚愕の記録。福島県の山中で自給自足を目指す漫画家の奮闘雑記。
目次
アウストラロピテクス期(A.D.2005~)(起源;下刈り1 緒戦 ほか)
ピテカントロプス期(A.D.2007~)(丸太小屋をつくる1 基礎;丸太小屋をつくる2 材木市場 ほか)
ネアンデルタール期(A.D.2008~)(鶏小屋の掟;カマドの儀 ほか)
クロマニョン期(A.D.2010~)(サウナ作り;健康の薪ストーブ ほか)
著者等紹介
守村大[モリムラシン]
1958年生まれの漫画家。現在、東北新幹線・新白河駅から車で10分の里山で開墾生活をしながら、モーニングにてイラスト&エッセイ『新白河原人』を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
8
「新」が付くのは、単に新幹線駅近くなだけ、とあらぬ感慨で読み出しましたが、ログハウス造りから始まる、山の暮らしを傍観できました。 鏡に映る、弛んだ体。人ごとでないですが、金でなく、時間と体を使って物作りをしていく。言うは易い田舎暮らし。憧れだけでは済みません。一見、無鉄砲にもみえるけど、やってやる、て自信とやる気に裏打ちされた行動です。無論、生活できてるから、この著作もあるのだろうけど。 漫画家さんだけにイラストもふんだんで、楽しい一冊。次作もあるとか。またプチ山暮らしを楽しむことにします。2012/09/18
とんかつラバー
7
漫画家が田舎へ引っ越してログハウスを立てたり鶏飼ったりの自給自足ライフを目指す。都会で疲れた人が田舎暮らしに憧れるものの、大体の人は挫折するが、この人は楽しそうにやってのける。エッセイだが漫画家なのでやっぱり漫画にしてほしい…と思ったら今漫画で連載化されてた
Yuji Hamano
6
ここまで徹底的に資本主義からの脱却をテーマに取り組んでいる人がいるとは!その実録を詳細なイラストを交えて説明してくれているので大変に参考となる。いくつも自分の中の常識を壊してくれたことに大いに感謝。2016/01/18
tamako
5
これは人類の太古の血を呼び覚ましてしまう危険な本。山林を切り開き、家を建て、畑を作り、薪を割り、暮らす。良いなあ。私には絶対無理だからこそ憧れる。2021/05/22
たま
3
憧れはするけれど、自分では絶対できない生活。それも男目線の生活と思いきや男性誌に掲載されてたんですね。2017/01/27