出版社内容情報
注目のアニメ映画の完全ノベライズ版！ ３月２６日、３Ｄ版公開のアニメ映画の完全ノベライズ。一度見ただけではわからなかった、登場人物の心理や、背景がより深く楽しめる。見て読んで、また見よう。
内容説明
新生・公安９課の戦いを描いた『攻殻Ｓ．Ａ．Ｃ．』初の長編シリーズ『攻殻機動隊Ｓ．Ａ．Ｃ．ＳＳＳ』を神山健治監督自らノベライズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kenji
10
アニメを見るだけではついていけないストーリーを再確認、復習する為の本。それ以上でもそれ以下でもないので、まあ好きな人しか読まないんだろうな。2018/04/18
ベルツリ
5
映像だけでは語ることのできない、公安9課の面々の心象が細かく語られていてとても良かった。特に、少佐が不在となり9課の隊長に就任したトグサの葛藤や家族愛といった内面の描写が秀逸。また一段とトグサに惚れた。その他にも、映像だけでは語り尽くせなかった部分の補完も多くあり、アニメを観た人には是非ともオススメしたい！ 「攻殻機動隊S.A.C. 」好きとして大満足な一冊でした。2011/05/23
あるふぁ
3
DVDは三回ほど。3D版は劇場で。見てはいるが、理解し難い箇所は多く活字でようやく補完できた。バトーやトグサ、少佐の内面が具体化されて、つじつまがあった。貴腐老人から年金問題。時事ネタと絡めて展開するストーリー。神山版人形遣い。難解でめくるめくヒトの想いとエゴが息苦しくなる。トグサ願わくは…のくだりは己の無力さと、次の世代に託す願いが込められていて。託すしかなくてゴメン。と、思ってしまう。2012/07/21
cozicozy
3
アニメは、3D作品を映画館で何度か観ました。この原作も発売して直ぐに、購入...途中まで読んで、そのままに。もう一度、最初から読みました。映画では、語られない心象というのか、補われた情報がありました。映像では、語られない部分を知ることができ、これからDVDを観るとき、より作品を楽しめると感じました。面白く読みました。2011/09/26
√
3
S.S.S.自体はDVD,それから3D映画の方で何度も見ていますが,なかなかですね。今回のノベライズは神山監督が自ら執筆というわけで期待していました。印象としては3Sの補完的作品といった感じです。各キャラクターの背景とその感情の機微を,映像では表現伝達の限界がある部分を書いてくれています。舞台は難民問題が終了した後,つまりTVシリーズ2期の終わりから2年後の世界です。少佐脱退に即しての9課改造とトグサやバトーの心理変化がメインといっても過言ではありません。攻殻ファン必読です！2011/09/18
