アフタヌーン新書<br> がっかり力

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アフタヌーン新書
がっかり力

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784063647648
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人間は生きる限り、がっかりし続けるのだ!不景気が止まらない現代。ここでカリカリし続けたら、いずれはテロリズムの道ですよー。いろいろ大変な21世紀を生き抜くには、立ち止まって「がっかり」するといいですよー。ということで、ひたすら「がっかり」をキーワードに、歴史、コンテンツ、そして恋愛資本主義、さらにはプロ野球まで抱腹絶倒の大分析。喪男の星・本田透が初めておくる、目からウロコの現代文化評論。

目次

第1章 不景気な二一世紀を乗り切る「がっかり力」のすすめ
第2章 プロ野球文化から学ぶ「がっかり力」
第3章 歴史から見る、がっかり力とカリカリ
第4章 がっかりコンテンツ批評
第5章 言論の危機を前に、どうがっかりする?
第6章 末期恋愛資本主義社会のがっかり
第7章 私のがっかり人生

著者等紹介

本田透[ホンダトオル]
評論家、作家。1969年生まれ。ゆかいな小説や珍妙な映像やプロ野球評論などを満載したWebサイト「しろはた」を主宰しているうち、いろいろカリカリして「キモメン王国」の設立を宣言し、あげく『電波男』(三才ブックス/講談社文庫)を刊行。大反響を集めるが、その後はがっかりする出来事の連続でライトノベル作家に転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はすのこ

11
僕は人生の本質は辛く、苦しい物だと考えている。だから、著者のがっかり思想には大変同感です。期待なんかするから、希望なんか持っても、基本的には救われないものです。それがポストモダンの特徴なんです。それなら、期待や希望等持たなければいい。カリカリせず、前向きに生きるという現実的な処方箋を提示している本書は良書だと感じます。2016/04/06

ゐわむらなつき

5
いやー笑った笑った。文章がユーモアに富んでいて実に面白い。野球の話やら某早稲田大学の話やら随所にぶちこんでくるから油断ならなかった。鵺て。人間肩肘張ってばかりじゃよくないということを再認識させ、じゃあどういう風に考えたら良いかを示してくれる一冊。がっかり力、これからの人生の教訓としよう。2013/06/21

なにがし

4
がっかりした表紙とがっかりした語り口なれど、ここぞとカリカリしていて案外がっかりはしない。2012/08/16

amplecutter

3
ポニョってそんな話だったんだね! 野球も映画もさっぱりわからんのですが面白く読みました。書いてあることはいたってマトモで非常に共感できます。個人的には電波男で槍玉に挙げられてたカリカリ恋愛資本主義より、共感モドキで容易く落ちる女の子の話のほうがリアリティーあるなあ。しかしこんなに自作語りされたら他の本も読みたくなってきちゃったぜ。2011/11/26

hexen

3
世の中の捉え方を2極化して話す論法は電波男に近いが、電波男の本田透から一段階レベルを上げて話している。例がちょい古い野球だったりするので読者を選ぶ。一番面白いのは実はエピローグ的に書かれている第七章「私のがっかり人生」だったりする。「電波男」以前、以後、そしてがっかり力が出るまで。「しろはた」やPodcastやらを聴いていたりしたので臨場感があった。本田透の売上は1億超え、関西の高校中退、大検経由の早稲田文学部出身。2010/07/22

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